建設業の経理代行|工事ごとの原価管理まで頼める顧問税理士の探し方

建設業の経理代行で工事ごとの原価管理まで頼む方法を解説する記事のアイキャッチ

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現場が忙しくて、領収書や請求書が机に積み上がったまま。経理を誰かに任せたいけれど、建設業の帳簿は普通の会社と少し違うので不安ですよね。

結論から言うと、建設業の経理代行は「工事ごとに原価を分けて記帳してくれるか」で選ぶのが大事です。この記事では、頼める範囲と、顧問税理士を探す時の確かめ方が分かります。

建設業の経理代行は何が普通の記帳と違う?

先に結論

建設業では、材料費や外注費を工事ごとに分けて集計しないと、どの現場で利益が出たのかが見えません。経理代行を頼むなら、工事台帳を作って原価を現場別に分けてくれる顧問税理士を選ぶのが近道です。記帳だけを安く頼むより、決算と申告までまとめて頼むほうが話が早い場面が多いです。

普通の小売店なら、売上と仕入れを月ごとにまとめれば帳簿の形になります。

ところが建設業は、一つの工事が何か月もまたぐことがよくありますよね。決算の時点で終わっていない工事にかかった費用は、その期の経費にせず、次の期へ持ち越して考える場面が出てきます。

『そんな細かいこと、自分では無理』と思う方も多いはずです。実はここが、建設業の経理を外に頼む一番の理由なんです。

建設業で論点になりやすい取引

  • 一人親方や協力会社への外注費
  • 現場ごとの材料費と、会社全体の消耗品の分け方
  • 工期が決算をまたぐ工事の費用
  • 前受金や出来高での入金
  • インボイス登録の有無が違う外注先への支払い

外注費については、払い方によっては給与に近いと見られることもあります。インボイスの扱いはインボイス対応の記帳代行も参考に、税理士に確認しておくと安心です。

記帳だけ頼むのと原価管理まで頼むのはどう違う?

経理代行といっても、頼む範囲で中身はかなり変わります。自分の状況に近いものを見てみてください。

頼み方してもらえること向いているケース
記帳だけ通帳と領収書を見て仕訳を入力する工事が少なく、現場ごとの集計は自分でできる
記帳と工事台帳材料費や外注費を工事ごとに分けて集計する複数の現場が同時に動いている
顧問契約で経理代行記帳と原価の集計に加え、決算・申告・相談まで元請けとの取引が増え、利益の見通しを立てたい

例えば、年商3,000万円で、常に3〜4件の現場を抱える工務店のケースを考えてみます。

記帳だけを頼むと、帳簿は整っても「どの現場が赤字だったか」は見えにくいままです。工事台帳まで頼めば、次の見積もりで材料費を見直す材料になります。

費用の目安として、税理士ドットコムは法人の記帳代行を月額+5,000円から、年間売上1,000万〜3,000万円未満の顧問料(毎月訪問)を30,000円からと示しています。あくまで民間の目安で、工事の件数や資料の量で変わります。

建設業の経理代行で頼む範囲を、記帳だけ・工事台帳まで・顧問契約の3段階で比べた図解

自分で続けるか、頼むかの分かれ目

『まだ小さいし、自分でやれるのでは』と迷う方もいますよね。目安として、次のように考えてみてください。

  • 現場が1〜2件で、外注先も決まった数人だけなら、記帳は自分で続けて決算だけ頼む形もあります
  • 現場が同時にいくつも動き、外注先も増えてきたら、工事台帳まで任せたほうが時間を取り戻せます
  • 法人化した、元請けとの取引が増えたという段階なら、顧問契約で毎月見てもらうほうが安心です

実は、経理を後回しにして決算前にまとめて片付けると、工事ごとの費用の振り分けがあいまいになりがちです。月ごとに整えておくほうが、結果として決算の手間も費用も軽くなります。

建設業に慣れた顧問税理士はどう探す?

『税理士ならどこでも同じでは?』と思うかもしれません。ただ、建設業の帳簿に慣れているかどうかは、税理士によってかなり差があります。

面談の時に、次のことを聞いてみてください。

面談で確かめたいこと
  • 工事台帳を作って、現場ごとに原価を分けてもらえるか
  • 決算をまたぐ工事の費用をどう扱っているか
  • 一人親方への外注費の払い方について相談に乗ってもらえるか
  • インボイス未登録の外注先がいる時の処理に慣れているか
  • 資料はどの形で、いつまでに渡せばよいか

会話の例を挙げると、こんなやり取りになります。

「工事ごとに利益を出したいんですが、そこまでお願いできますか」
「できますよ。注文書と請求書に工事名を書いてもらえれば、現場別に集計します」

この答えがすっと返ってくる税理士なら、建設業の経理を任せやすいです。

資料の渡し方は事務所ごとに決まりがあります。郵送かスキャンかで手間が変わるので、記帳代行の資料の送り方も先に見ておくと話が早いです。

現場の数が増えて帳簿が追いつかない、元請けから書類を求められることが増えた。そんな状況なら、建設業に慣れた顧問税理士を探しておくと楽になります。

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よくある質問

建設業の経理代行は、記帳だけでも頼めますか?

頼めます。ただ、工事ごとの原価を見たい場合は、工事台帳の作成まで含むかを最初に確認しておきましょう。範囲によって月額が変わります。

一人親方への支払いは外注費で処理して大丈夫ですか?

働き方の中身によって判断が分かれます。作業の指示の出し方や道具の用意の仕方などで見られるので、判断は税理士に確認してみてください。

経理代行を頼んだら、社内でやることは無くなりますか?

無くなりはしません。注文書や請求書、領収書を工事名が分かる形で集めて渡すのは会社側の役目です。ここが整うほど、代行の費用も手間も抑えやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 建設業の経理代行は、工事ごとに原価を分けてくれるかで選ぶ
  • 頼む範囲は「記帳だけ」「工事台帳まで」「顧問契約」で中身が変わる
  • 費用は民間の目安で、記帳代行は月額+5,000円からとされる
  • 面談では工事台帳や外注費、インボイスへの慣れを聞いてみる
顧問税理士の選び方ナビ

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