経理を外注するメリットとデメリット|社員を雇う場合との比較

経理を外注するメリットとデメリットを社員を雇う場合と比べる記事のアイキャッチ

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経理の作業が増えてきて、『人を雇うべきか、外に頼むべきか』と迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、税金の相談まで一緒にしたいなら外注、毎日の細かい事務を社内で回したいなら雇用が向いています。

この記事では、経理を外注するメリットとデメリットを、社員を雇う場合と比べながら見ていきます。

経理を外注するメリットは何ですか?

先に結論

経理を外注するメリットは、採用や教育をせずに、決算や申告まで見据えた形で帳簿を任せられることです。デメリットは、社内に経理の知識が残りにくく、急ぎの数字がすぐ出ないことです。

ここで言う外注は、税理士事務所などに記帳代行や給与計算を頼むことです。主なメリットはこの4つです。

  • 人を採用して教える手間がかからない
  • 担当者が辞めて経理が止まる心配が減る
  • 記帳から決算・申告まで同じ相手に任せられる
  • 帳簿を見ながら税金の相談ができる

特に最後の点は大きいです。税務相談や申告書の作成は、税理士などにしかできない業務なんです。記帳を税理士に頼んでいれば、相談のたびに数字を説明し直す必要がありません。

例えば、年商3,000万円の小売店を個人で営むケースです。店に立ちながら夜に帳簿をつけている状態なら、記帳を外に出すだけで毎月の負担がかなり軽くなります。

記帳代行で頼める範囲は、記帳代行とは?顧問税理士に記帳から任せる場合の流れと範囲で詳しく書いています。

外注のデメリットは?困りやすい場面

もちろん、外注にも弱いところがあります。記帳代行のメリットとデメリットは表裏なんです。

  • 社内に経理の知識が残りにくい
  • 資料を渡してから帳簿に反映されるまで時間差がある
  • 現金の出し入れや請求書の発行など、日々の事務は社内に残る
  • 頼む範囲を決めておかないと、追加料金が出ることも

時間差は、例えばこんな場面で感じます。

「先月の利益、今すぐ分かりますか?」
「まだ届いていない資料があるので、そろってから試算表をお出しします」

これを防ぐには、資料を送る日を毎月決めておくのが近道です。『外注したら丸ごと任せられる』と思いがちですが、資料を渡す役目だけはこちらに残ります。

社員を雇う場合と外注、どちらが合っていますか?

ここが大事なところです。比べる時は、お金だけでなく「税金の相談をどうするか」まで含めて考えてみてください。

比べる点外注(税理士などに依頼)経理の社員を雇う
かかるお金頼んだ作業の分の報酬給与に加えて社会保険料なども
始めるまで契約後すぐ始めやすい採用と教育に時間がかかる
税金の相談そのまま相談できる別に税理士が要ることが多い
日々の事務社内に残る社内で回せる
担当が替わる時事務所の中で引き継がれる退職すると引き継ぎが必要

規模ごとに当てはめると、結論はこう分かれます。

こんな事業者向いている形
開業したばかりで取引が少ないフリーランス自分で記帳して、確定申告だけ税理士に相談
アルバイトが数人いる個人の飲食店記帳と給与計算をまとめて外注
請求書や入金確認が毎日多い法人社内に事務担当を置き、税理士と顧問契約

『社員を雇えば税理士はいらない?』と考える方もいますよね。ただ、経理の社員がいても、申告書の作成や税務の判断は別に税理士に頼むことが多いです。

つまり雇用を選ぶと、社員の給与と税理士の報酬の両方がかかる形になりやすいんです。取引の量が少ないうちは、外注のほうが負担を小さく始められます。

反対に、毎日の入金確認や支払いの準備が多い会社では、外注だけだと社内の事務が回りません。事務を社員に任せ、帳簿の確認と申告を税理士に頼む組み合わせも、よくある形です。

経理を外注する場合と社員を雇う場合の違いを3つの点で比べた図解

外注するといくらかかりますか?

税理士ドットコムが示す目安では、スポットの記帳代行は1仕訳50〜100円、給与計算は1人1,000円です。年末調整は従業員10人まで2万円で、1人増えるごとに1,000円とされています。

いずれも民間の目安で、公的な報酬基準はありません。税理士の報酬規定は2002年3月31日に廃止され、今は依頼内容に応じて各税理士が決めています。

給与計算と年末調整もまとめて頼みたい方は、年末調整代行は顧問税理士へも参考にしてみてください。月額の決まり方は税理士の顧問料相場にまとめています。

売上が伸びて記帳が追いつかない、経理の人を雇うか迷っている、法人化も考えている。そんな状況なら、記帳から相談まで任せられる顧問税理士を探すと楽になります。

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記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

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よくある質問

経理の外注先は税理士でないといけませんか?

記帳だけなら税理士以外に頼む方法もあります。ただ、申告書の作成や税務相談は税理士などにしかできないため、申告まで任せたい場合は税理士に頼むほうが一度で済みます。

一部だけ外注することはできますか?

できます。記帳だけ、給与計算だけのように範囲を決めて頼む形もあります。どこまでが料金に含まれるかは、見積もりの時に確認しておきましょう。

外注しても自分で帳簿を見られますか?

自分の会計ソフトに入力してもらう形なら、いつでも見られます。税理士側のソフトを使う場合は、試算表を毎月送ってもらえるか相談してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 外注のメリットは、採用せずに決算や申告まで見据えて任せられること
  • デメリットは、知識が社内に残りにくく、数字が出るまで時間差があること
  • 税金の相談まで含めるなら外注、日々の事務を社内で回すなら雇用が向く
  • 料金は民間の目安を参考に、頼む範囲を決めて見積もりを取る
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顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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