請求書発行や支払いまで頼める経理代行|税理士との分担のしかた

請求書の発行や支払いまで経理代行に頼む時の、税理士との分担のしかたを解説する記事のアイキャッチ

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請求書をつくって送り、月末には支払いの振込。本業の合間にこなすのがしんどくなってきた、という経営者の方は多いはずです。

結論から言うと、請求書の発行や支払いの手続きは経理代行に頼めます。この記事で、税理士とどう分担すると無理なく回るかが分かります。

請求書発行や支払いまで経理代行に頼める?

先に結論

請求書の発行や支払いの準備は、経理代行のサービスや一部の税理士事務所に頼めます。ただ、申告書の作成や税務相談は税理士の仕事なので、日々の事務は経理代行、税金の判断と申告は税理士という分担がよく使われます。振込の最終承認だけは自社に残しておくと安心です。

『経理を全部まとめて税理士に頼めばいいのでは?』と思いますよね。

実は、税理士事務所によって受けている範囲がかなり違うんです。記帳と申告が中心で、請求書の発行や振込までは受けていない事務所もあります。

国税庁の案内では、税務代理・税務書類の作成・税務相談を行えるのは税理士や税理士法人などに限られています。請求書の発行そのものはここに入りませんが、申告や税金の相談は税理士に頼む形になります。

仕事経理代行税理士自社に残すと安心なこと
請求書の作成・送付頼める事務所による金額と送り先の確認
入金の確認・催促の連絡頼める事務所による催促するかの判断
支払いの振込データ作成頼める事務所による振込の最終承認
帳簿づけ頼める頼める資料をそろえて渡す
決算書・申告書の作成頼めない頼める内容の確認
経費や税金の相談頼めない頼める判断に必要な情報を伝える
請求書発行と支払いは経理代行、申告と税務相談は税理士という分担を示した図解

支払いを任せる時に決めておくこと

ここが大事なところです。お金が出ていく支払いは、任せ方を決めておかないと不安ですよね。

例えば、年商3,000万円で外注先が20社ほどある制作会社のケース。毎月届く請求書を経理代行が集め、振込データを作り、社長が銀行の画面で承認するだけ、という分け方があります。

支払いを経理代行に任せる前のチェック
  • 振込データを作る人と、最終承認する人を分けているか
  • 支払う日(毎月何日か)と、届いた請求書の締め日を決めているか
  • 請求書が届いていない支払いを、どう扱うか決めているか
  • 銀行のログイン情報を渡さずに済む方法があるか
  • 支払った記録が、そのまま帳簿づけに回る流れになっているか

『全部任せた方が楽じゃない?』という声もあります。ただ、承認まで外に出すと、間違いに気づくのが遅れることも。承認だけは自分の手元に残しておきましょう。

料金はどう考えればいいのでしょうか。請求書の発行や振込の代行は、税理士ドットコムが示す目安の項目には入っていません。件数や頼む範囲で変わるので、見積もりで確かめてみてください。

参考までに、同じ目安では記帳代行が1仕訳50〜100円、給与計算が1人1,000円とされています。請求書や支払いの件数を数えて伝えると、見積もりが出しやすくなりますよ。

インボイスと税金の支払いで気をつけたいこと

請求書を任せるなら、インボイス制度の話は避けて通れません。インボイス制度は令和5年10月1日に始まりました。

登録している事業者が出す請求書は、決められた事項を書いたインボイスの形にする必要があります。書き方に迷った時は、国税庁のインボイス制度の案内を見るか、税理士に確認してみてください。

受け取る側にも特例があります。基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れならインボイスがなくても帳簿の保存だけで仕入税額控除ができます。この少額特例は令和11年9月30日までです。

税金の支払いも忘れたくないですよね。給与から天引きした源泉所得税は、原則として支払った月の翌月10日までに納めます。

給与を受ける人が常時10人未満なら、納期の特例で1〜6月分を7月10日、7〜12月分を翌年1月20日にまとめて納める方法もあります。

従業員の給与計算も一緒に頼みたい方は、従業員10人の会社の経理代行で費用の考え方を解説しています。

税理士と経理代行、どうつなぐ?

『窓口が2つになると、かえって面倒では?』と思う方もいるはずです。たしかに、経理代行と税理士を別々に頼むと、資料の受け渡しが二重になりがちです。

面談では、こんなふうに聞いてみてください。

「請求書の発行と振込データの作成まで、お願いできますか?」

「経理代行の会社とやり取りしてもらうことはできますか?」

請求書や支払いの記録がそのまま帳簿になる流れなら、記帳の手間も減ります。記帳を任せる時の範囲は記帳代行とは?任せる場合の流れと範囲で確かめられます。

取引先が増えて請求や支払いに追われている方や、インボイスの対応に自信がない方は、事務の分担まで相談できる顧問税理士を探すと毎月の作業がぐっと軽くなります!

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よくある質問

請求書の発行だけを頼むことはできますか?

請求書の発行だけを受けている経理代行もあります。頼める範囲と料金は会社ごとに違うので、見積もりで確かめてみてください。

銀行のパスワードを渡しても大丈夫ですか?

振込データの作成だけを頼み、承認は自社で行う形にすると、パスワードを渡さずに済む場合があります。使っている銀行の機能を確かめてみましょう。

インボイスの書き方が合っているか見てもらえますか?

税金の扱いに関わる確認は税理士に頼むのが安心です。顧問契約の中で見てもらえるかを聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 請求書の発行や支払いの準備は、経理代行や一部の税理士事務所に頼める
  • 日々の事務は経理代行、申告と税務相談は税理士という分担がよく使われる
  • 振込の最終承認は自社に残しておくと安心
  • インボイスの書き方や源泉所得税の納付期限は、税理士と確認しておく
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顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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