税理士の契約解除はどう進める?顧問契約の解除通知書の書き方

税理士の顧問契約を解除する進め方と解除通知書の書き方を解説する記事のアイキャッチ

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『今の税理士と合わない。でも、どう切り出せばいいんだろう』と悩んでいる方は少なくありません。

結論から言うと、顧問契約の解除は「契約書を確認する、次の税理士を決める、書面で伝える、資料を引き継ぐ」の順に進めれば揉めにくいです。この記事では、その手順と解除通知書の文例を紹介します。

税理士の顧問契約はどうやって解除するの?

先に結論

まず契約書の解約の条項(何か月前までに伝えるか)を確認します。次の税理士のめどを立ててから、解除の意思を書面で伝えましょう。帳簿や申告書の控えの返却と、新しい税理士への引き継ぎまで済ませて完了です。

税理士との顧問契約も、ほかの契約と同じように解除できます。ただし、多くの契約書には「解約するときは何か月前までに申し出る」といった決まりがあるんです。

『言いにくいから、メール一本で済ませたい』という気持ちも分かります。ただ、口頭やメールだけだと「いつ伝えたか」があいまいになりがちです。

日付が残る書面で伝えておけば、最後の顧問料をいつまで払うかで揉めずに済みます。

解除の前に確認しておきたいこと

いきなり通知を出す前に、次の点を確認しておきましょう。

確認することどこを見るか気をつけたい点
解約の予告期間顧問契約書の解約の条項予告期間の分の顧問料がかかることがある
決算料・申告料の扱い契約書の報酬の条項途中で解除した期の決算料がどうなるか
預けている資料手元の控えと受け渡しの記録帳簿、申告書の控え、届出書の控えなど
会計データ使っている会計ソフトの契約者事務所名義だと、データの受け取り方を相談する
次の税理士面談や見積もりの状況決まる前に解除すると申告が間に合わないことも

特に大事なのは、次の税理士を先に決めておくことです。

例えば、決算日の直後に解除してしまうと、新しい税理士が決算の資料を一から読み込むことになります。法人税の申告期限は、事業年度が終わった日の翌日から2か月以内です。この間に税理士がいない状態は避けたいですよね。

切り替えやすいのは、決算と申告が終わって次の期が始まったばかりの時期です。個人事業主なら、確定申告を終えた後がタイミングとしては分かりやすいでしょう。

税理士の顧問契約を解除する流れを、契約書の確認、次の税理士選び、解除の通知の3段階で示した図解

解除通知書の書き方と文例

解除通知書に決まった書式はありません。次の5点が入っていれば十分です。

  • 通知した日付
  • 宛先(税理士名・事務所名)
  • 自分の会社名や屋号、氏名
  • 顧問契約を解除すること、解除する日
  • 資料の返却やデータの引き渡しのお願い

文例はこのような形です。会社名や日付は自分のものに差し替えて使ってみてください。

解除通知書の文例

顧問契約解除のご通知

○○税理士事務所 ○○○○先生

令和○年○月○日に締結しました税務顧問契約につきまして、契約書の定めに基づき、令和○年○月○日をもって解除いたしたく、ご通知申し上げます。

これまでのご指導に心より感謝申し上げます。

つきましては、お預けしている帳簿、申告書・届出書の控え、会計データの返却につきまして、ご対応をお願いいたします。

令和○年○月○日
株式会社○○○○ 代表取締役 ○○○○

理由は書かなくてもかまいません。『理由を聞かれたらどうしよう』と心配なら、「社内の体制を見直すため」くらいにとどめておくのが無難です。

送る前に、電話や面談でひと言伝えておくと関係が荒れにくいですよ。例えば、こんな伝え方です。

「長くお世話になりましたが、今期で顧問契約を終えたいと考えています」
「分かりました。資料の返却について、あらためて段取りを相談しましょう」

解除した後の引き継ぎで気をつけること

解除の通知を出したら、最後は資料の受け取りと引き継ぎです。

返してもらう資料は、帳簿や申告書の控えのほか、税務署に出した届出書の控えも忘れずに。どの届出を出しているか分からないと、新しい税理士が困ってしまうんです。

新しい税理士は、税務代理をするための「税務代理権限証書」を税務署に出します。手続きは新しい税理士に任せておけば大丈夫です。仕組みは国税庁の税務代理権限証書のページで確認できます。

新しい税理士を探す時は、今の不満を書き出しておくとミスマッチを防げます。顧問料が気になる方は税理士の顧問料相場を、そもそも顧問が必要か迷う方は顧問税理士がいらないケースを見てみてください。

今の税理士に相談しづらい、レスポンスが遅い、顧問料に見合わないと感じているなら、次の税理士を先に探しておくと切り替えがスムーズです。

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よくある質問

契約期間の途中でも解除できますか?

解除はできます。ただし、契約書に予告期間や途中解約の決まりがある場合は、その分の顧問料がかかることがあります。まずは契約書の解約の条項を確認してみてください。

解除通知書は郵送とメールのどちらがよいですか?

どちらでも伝わりますが、日付が残る方法が安心です。郵送なら記録が残る方法を選び、メールなら送信した日付を保存しておきましょう。

解除を伝えたら、申告の途中でも手を引かれてしまいますか?

申告の途中で揉めると手続きが止まるおそれがあります。解除は申告が終わった後にし、次の税理士が決まってから伝えるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • 解除の前に、契約書の予告期間と決算料の扱いを確認する
  • 次の税理士を決めてから、日付が残る書面で解除を伝える
  • 切り替えは決算と申告が終わった後が進めやすい
  • 帳簿や申告書・届出書の控え、会計データの返却まで済ませる
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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