顧問税理士とは?仕事内容と毎月どんなサポートを受けられるか

顧問税理士とは何か、毎月受けられるサポートの内容を解説する記事のアイキャッチ

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「顧問税理士って、結局なにをしてくれる人なんだろう」と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、顧問税理士は1年を通して税金の相談相手になり、申告や帳簿のチェックを引き受けてくれる税理士のことです。この記事では、毎月どんなサポートが受けられて、自分の状況なら頼むべきかを判断できるようにお話しします。

顧問税理士とは?一言でいうと「いつでも聞ける税の担当者」です

先に結論

顧問税理士とは、毎月の顧問料で継続契約を結び、記帳のチェック、税金の相談、決算や確定申告をまとめて引き受けてくれる税理士です。年1回の申告だけを頼む「スポット依頼」と違い、困った時にすぐ聞ける関係が手に入ります。

税理士の仕事は、法律で3つに決まっています。税務代理、税務書類の作成、税務相談の3つです。

この3つは、税理士・税理士法人・国税局長に通知した弁護士などしか行えません。しかも、無償であっても税理士でない人は引き受けられない決まりなんです(国税庁 タックスアンサー No.9203)。

『じゃあ、顧問契約って特別な資格の話?』と思うかもしれません。実はそうではなく、顧問契約は「この3つの仕事を、1年を通して継続的に頼む」という契約の形のことです。

税務代理・書類作成・相談の中身

日本税理士会連合会の説明では、税務代理の例として確定申告、青色申告の承認申請、税務調査の立会いが挙がっています。書類作成の例は、確定申告書や青色申告承認申請書です(日本税理士会連合会「税理士とは」)。

税務相談は「この支出は経費になるか」「今年の税金はいくらになりそうか」といった具体的な質問に答えることです。顧問契約を結ぶと、この相談を年中いつでもできるようになります。

顧問税理士の仕事内容は?毎月と年1回に分けて見てみましょう

顧問税理士の仕事内容は、事務所や契約内容によって違います。ただ、よくある範囲を毎月の仕事と年1回の仕事に分けると、次のようなイメージです。

時期主な仕事内容自分でやる場合の手間
毎月帳簿のチェック、試算表の確認、税金の相談仕訳の正しさを自分で判断する
毎月(人を雇っている場合)源泉所得税の納付の確認給与を払った月の翌月10日までに納付
年1回年末調整、法定調書の作成翌年1月31日までに源泉徴収票などを提出
年1回決算・確定申告書の作成と提出決算書づくりと申告書の作成
必要な時税務調査の立会い、融資の資料づくりの相談税務署とのやりとりを自分で行う

源泉所得税は、原則として給与などを払った月の翌月10日までに納めます。給与をもらう人が常に10人未満なら、半年ごとにまとめて納める特例もあります(国税庁 タックスアンサー No.2505)。

こうした期限を毎月気にしなくてよくなるのが、顧問税理士がいるとても分かりやすい変化です。

顧問税理士に毎月・年1回・必要な時に頼める仕事を3つに分けて示した図解

例えばこんな場面で頼りになります

例えば、売上が伸びてきた個人事業主が、法人化を考え始めた場面です。

「今の利益だと、法人にしたほうが得ですか?」
「数字を見ると、もう少し様子を見てもいいかもしれません。試算表を見ながら一緒に考えましょう」

毎月の数字を見ている顧問税理士なら、こうした相談にすぐ答えられます。年1回だけ会う関係だと、ここまで踏み込んだ話はしにくいですよね。

節税の提案がどこまで期待できるかは、顧問税理士が節税の提案をしてくれる範囲で詳しくまとめています。

スポット依頼や自分で申告するのとは何が違う?

『年に1回の申告だけ頼めば十分じゃない?』という方もいますよね。実際、そのほうが合う人もいます。

違いが出るのは、年の途中で困った時にすぐ聞けるかどうかです。

状況の例向いている頼み方
副業や小さな個人事業で、取引の種類が少ない自分で申告、または確定申告だけスポット依頼
年商が伸びて記帳が追いつかない個人事業主顧問契約(記帳代行を付けることも)
従業員を雇い始めた、法人を作った顧問契約
税務調査の連絡が来たまずはスポットで相談、その後に顧問も検討

スポット契約の向き不向きは税理士のスポット契約と顧問契約の違いで、そもそも顧問がいらないケースは顧問税理士はいらない?必要になる規模で紹介しています。

顧問料はどれくらい?

税理士の報酬には、国の決まった基準がありません。報酬規定は2002年3月31日に廃止され、今は税理士ごとに自由に決めています。

目安として、税理士ドットコムが示す金額では、売上1,000万円未満の個人事業主で毎月訪問の顧問料が20,000円から、確定申告料が80,000円からとされています。法人で年間売上1,000万円未満なら、毎月訪問で25,000円から、決算料100,000円からです。

訪問の回数を3か月に一度、6か月に一度と減らすと、顧問料も下がる形が一般的です。あくまで民間の目安なので、見積もりで確認してみてください。

ここが大事なところです。顧問料の安さだけで選ぶと、相談の回数や記帳代行が別料金だったということも。料金表の中身まで見て比べておきましょう。

詳しい金額の決まり方は税理士の顧問料相場をご覧ください。

売上が伸びて記帳が追いつかない、法人化を考えている、人を雇う予定がある。こんな状況なら、顧問税理士を探しておくとぐっと楽になります。

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よくある質問

顧問税理士と普通の税理士は何が違いますか?

資格は同じ税理士です。違うのは契約の形で、継続して相談や申告を引き受けるのが顧問税理士、申告など1回ごとに頼むのがスポット依頼です。

顧問税理士は毎月会社に来てくれるのですか?

契約次第です。毎月訪問のほか、3か月に一度、6か月に一度の面談や、訪問なしでオンラインと電話だけの契約もあります。

個人事業主でも顧問税理士を付けられますか?

付けられます。売上が伸びて記帳や申告の手間が増えた人、人を雇った人などは顧問契約を検討する価値があります。経費の判断など個別の内容は、契約前の相談で確認してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 顧問税理士は、継続契約で税務代理・書類作成・税務相談を引き受ける税理士
  • 毎月の帳簿チェックや相談、年1回の決算・申告、税務調査の立会いまで任せられる
  • 報酬は自由化されていて、民間の目安では個人事業主で月20,000円からなど
  • 取引が少ないうちはスポット依頼や自分で申告する選択肢もある
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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