税理士のスポット契約とは?顧問契約との違いと向いている人

税理士のスポット契約とは何か、顧問契約との違いと向いている人を解説する記事のアイキャッチ

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『毎月の顧問料までは払えないけど、申告だけはプロに頼みたい』という方、多いですよね。

結論から言うと、そんな時に使うのが税理士のスポット契約です。必要な仕事だけを1回ずつ頼めるので、取引が少ないうちはスポットで十分なことも多いんです。この記事を読めば、自分がスポットと顧問契約のどちらに向いているか判断できます。

税理士のスポット契約とは?

先に結論

スポット契約は、確定申告や決算申告、年末調整など、決まった仕事を1回だけ頼む契約です。毎月の顧問料はかからず、頼んだ分だけ払います。日々の相談や月次のチェックはつかないので、取引が少なく自分で記帳できる人に向いています。

顧問契約は、毎月決まった顧問料を払って、記帳のチェックや税金の相談を続けて受ける契約です。スポット契約はその逆で、「この申告だけ」「この手続きだけ」と区切って頼みます。

『スポットだと手を抜かれるのでは?』と心配になるかもしれません。実はそんなことはなく、頼んだ仕事の中身は顧問契約と変わりません。違うのは、頼んでいない月の相談やチェックがないことです。

顧問契約とどう違うの?

違いを頼める範囲と費用で並べてみました。費用は税理士ドットコムが示す目安で、実際の金額は事務所ごとに違います。

比べる点スポット契約顧問契約
頼める範囲申告や手続きなど頼んだ仕事だけ月次のチェック、日々の相談、申告まで
支払い頼んだ時だけ毎月の顧問料と、年1回の決算料・申告料
個人事業主の目安確定申告のみで白色5万円〜、青色(売上1,000万円未満)7万円〜売上1,000万円未満で毎月20,000円〜、確定申告料80,000円〜
法人の目安決算申告のみで15万〜25万円年間売上1,000万円未満で毎月25,000円〜、決算料100,000円〜
相談のしやすさ頼んだ仕事に関することだけ気になった時に聞きやすい

税理士ドットコムが示すスポット料金の目安には、ほかに記帳代行1仕訳50〜100円、給与計算1人1,000円、年末調整は従業員10人まで2万円で1人増えるごとに1,000円、といったものもあります。

スポットは1回あたりの金額だけを見ると高く感じることがあります。ただ、毎月の顧問料がないので、年間で比べると安く済む人も多いんです。

税理士のスポット契約と顧問契約の違いを、頼める範囲、支払い方、相談のしやすさで比べた図解

スポット契約が向いている人・向いていない人

自分に近いケースを当てはめてみてください。

ケースおすすめ理由
例えば、年商600万円で取引が少ない個人のイラストレータースポット自分で記帳でき、申告だけ頼めば足りる
例えば、副業の収入があって確定申告が初めての会社員スポット一度頼んで流れを覚えれば翌年は自分でもできる
例えば、年商2,000万円で現金売上が多い個人の飲食店顧問契約記帳の量が多く、月次でチェックした方が楽
例えば、設立したばかりで従業員を雇う予定の法人顧問契約給与や源泉の手続きが毎月発生する

『法人でもスポットで大丈夫?』と迷う方もいますよね。取引が少なく、会計ソフトで自分で記帳できるなら、決算申告だけをスポットで頼むこともできます。

ただ、決算の時だけ見てもらうと、1年分の記帳の誤りがまとめて見つかることも。直しの手間が増えて、結果的に費用がかさむケースもあります。

顧問がいらない規模の目安は顧問税理士がいらないケースと必要になる規模で詳しく紹介しています。

スポットで頼む時の注意点

スポット契約で困りやすいのは、「頼む時期」と「範囲」です。

確定申告の期限が近い時期は、税理士事務所も忙しくなります。所得税の確定申告の期限は原則として翌年3月15日なので、早めに声をかけておきましょう。

頼む時は、こんな風に範囲をはっきり伝えると見積もりがぶれにくいです。

「確定申告書の作成と提出をお願いしたいです。記帳は自分で済ませています」
「では、帳簿のデータと領収書の控えを見せていただいて、お見積もりしますね」

記帳まで頼むのか、申告書の作成だけなのかで金額が変わります。どこまで自分でやるかを決めてから相談してみてください。

もう一つ気をつけたいのは、毎年違う税理士に頼むことです。前の年の処理を知らない税理士だと、確認の手間が増えて見積もりが上がることも。気に入った税理士がいたら、翌年も同じ人に頼むと話が早いですよ!

従業員を雇う予定がある方は、給与や源泉の手間で判断する従業員を雇ったら税理士は必要かもあわせて見てみてください。

取引が増えて記帳が追いつかなくなった、従業員を雇う、法人化を考えている。こんな時は、スポットより顧問税理士を探した方が楽になることがあります。

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よくある質問

スポットで頼んだ税理士と、あとから顧問契約できますか?

多くの事務所で相談できます。一度申告を頼んでみて、相性がよければ顧問契約に切り替えるという進め方もあります。

スポット契約で税務調査の立会いも頼めますか?

税務調査の立会いは税理士の仕事の一つなので、単発で頼める事務所もあります。ただ、申告をしていない税理士だと内容を読み込む手間がかかるので、費用は事前に確認しておきましょう。

スポット契約だと相談は一切できませんか?

頼んだ仕事に関する質問には答えてもらえます。それ以外の相談は別料金になることが多いので、気になることはまとめて聞いておくのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • スポット契約は、申告や手続きなど決まった仕事を1回ずつ頼む契約
  • 毎月の顧問料はかからないが、日々の相談や月次のチェックはつかない
  • 取引が少なく自分で記帳できる人はスポットで足りることが多い
  • 記帳の量が多い、従業員を雇う、法人化するなら顧問契約が楽
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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