飲食店の記帳代行|レジ締めと仕入れの記帳を税理士に任せる方法

飲食店の記帳代行でレジ締めと仕入れの記帳を税理士に任せる方法を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは国税庁・日本税理士会連合会などの公開情報をもとに編集部が執筆しています。記事内のサービス紹介には広告を含みます。

閉店後にレジを締めて、そのあと仕入れのレシートを打ち込む。そんな毎日に『もう帳簿までは手が回らない』と感じている方も多いはずです。

結論から言うと、飲食店の記帳代行は「レジ締めの数字と仕入れの資料は店で残し、帳簿にするのは税理士」と分けると楽になります。

この記事では、飲食店ならではの記帳のポイントと、税理士に任せる方法が分かります。

飲食店の記帳代行では、何を任せられるの?

先に結論

飲食店の記帳代行では、毎日のレジ締めの売上、仕入れのレシートや請求書、キャッシュレス決済の入金、アルバイトの給与などを税理士に渡し、帳簿にしてもらえます。店に残るのは、毎日の現金を数えて記録を残す作業です。

飲食店の帳簿は、ほかの業種より細かい取引が多いんです。毎日の売上に加えて、市場やスーパーでの少額の仕入れが何十件も出てきます。

ここを全部自分で入力していると、営業後の時間がどんどん削られますよね。記帳代行を使えば、資料を渡すだけで仕訳の入力は任せられます。

飲食店の記帳で、つまずきやすいところは?

ここが大事なところです。飲食店では、次の4つで記帳がずれやすくなります。

つまずきやすい取引よくある困りごと店で残しておくもの
現金売上レジの現金と売上の記録が合わない毎日のレジ締めの記録と過不足のメモ
キャッシュレス決済手数料が引かれ、入金日もずれる決済サービスの入金明細
仕入れ市場や小売店のレシートが散らばるレシートと掛け仕入れの請求書
食材の在庫期末に残った食材を数えていない決算月末の在庫のメモ

例えば、レジ締めの場面ではこんなやり取りがよくあります。

「レジの現金が、記録より数百円少ない日があるんです」
「その日の過不足をメモで残してもらえれば、こちらで帳簿に反映します」

『細かい差なら気にしなくていいのでは?』と思いますよね。ただ、現金の記録が合わない日が続くと、売上の確認が難しくなります。数字を直さず、ずれたまま記録を残しておくのがコツです。

キャッシュレス決済も要注意です。売上の日と入金の日がずれ、入金額からは手数料が引かれています。入金明細をそのまま渡せば、売上と手数料を分けて記帳してもらえます。

在庫も見落としがちです。決算の時に残っている食材や飲み物は、原価から外して計算するので、決算月の末日に数えておきましょう。

飲食店の記帳代行で、店で残すものと税理士に任せるものを分けて表した図解

アルバイトの給与やインボイスも頼める?

アルバイトを雇っているお店なら、給与から差し引く源泉所得税の納付もあります。原則は給与を払った月の翌月10日までに納めます。

給与の支給人員が常時10人未満なら、納期の特例を使えます。1月から6月の分は7月10日、7月から12月の分は翌年1月20日にまとめて納める形です。給与計算と年末調整まで任せたい場合は、従業員10人の会社の経理代行も参考にしてみてください。

インボイスの登録をしているお店では、仕入れのレシートの扱いにも気をつけたいところです。基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れならインボイスが無くても帳簿の保存で控除できます(令和11年9月30日まで)。詳しくはインボイス対応の記帳代行にまとめています。

使えるかどうかや個別の経費の扱いは、判断を税理士に確認しておきましょう。

料金の目安と、頼み方のコツ

税理士ドットコムが示す目安では、スポットの記帳代行は1仕訳50〜100円、給与計算は1人1,000円です。個人事業主の顧問契約は、売上1,000万〜3,000万円未満で毎月25,000円〜、確定申告料100,000円〜とされています。

いずれも民間の目安で、公的な基準ではありません。飲食店は仕訳の数が多くなりやすいので、見積もりの前に毎月のレシートの量を伝えておくと話が早いです。

例えば、年商2,000万円の居酒屋を個人で営み、アルバイトが数人いるケースです。記帳と給与計算をまとめて頼み、店ではレジ締めとレシートの保管だけに集中する形が合っています。

資料は、月ごとに封筒やクラウドにまとめて渡すのが基本です。レシートは日付順に重ねておくだけでも、入力のミスや問い合わせが減ります。会計ソフトの扱いは記帳代行と会計ソフトの関係で書いています。

レシートがたまって帳簿が追いつかない、アルバイトが増えて給与計算も大変、2店舗目や法人化を考えている。そんな状況なら、飲食店の帳簿に慣れた顧問税理士を探すと楽になります。

税理士ドットコム

あなたの業種・規模に合う顧問税理士を無料で紹介

記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

紹介料無料税理士ドットコムで顧問税理士を紹介してもらう

(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)

よくある質問

レジのデータをそのまま渡せば記帳してもらえますか?

多くの場合、レジ締めの日報や売上データを渡せば記帳してもらえます。データの形式によって扱いが変わるので、使っているレジの種類を最初に伝えておきましょう。

まかないや店主の飲食代は経費になりますか?

扱いは状況によって変わります。自分で判断して経費に入れる前に、判断を税理士に確認してみてください。

記帳代行を頼んでも、毎日のレジ締めは必要ですか?

はい、必要です。帳簿のもとになる売上の記録なので、店で毎日残しておく作業になります。記録さえ残っていれば、入力は任せられます。忙しい日でも、締めの記録だけは毎日つけておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 飲食店の記帳代行は、レジ締めと資料の保管は店、帳簿づくりは税理士と分ける
  • 現金の過不足、キャッシュレスの入金、仕入れのレシート、在庫でずれやすい
  • アルバイトの源泉所得税は原則翌月10日まで、10人未満なら納期の特例がある
  • 料金は民間の目安を参考に、レシートの量を伝えて見積もりを取る
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

個人事業主・フリーランス・会社経営者が、自分の状況に合った顧問税理士を探せるよう、公的機関の公開情報をもとに費用・探し方・頼める範囲を解説しています。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!