確定申告を税理士に頼む時の必要書類|渡す前のまとめ方

確定申告を税理士に頼む時の必要書類と渡す前のまとめ方を解説する記事のアイキャッチ

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確定申告を税理士に頼むことにしたけれど、何を渡せばいいのか分からない。段ボールに領収書を詰めて持っていっていいのか、迷う方も多いですよね。

結論から言うと、税理士に渡す書類は「売上」「経費」「控除」「前年の控え」の4つに分けておけば十分です。この記事を読めば、そろえる書類の一覧と、渡す前のまとめ方が分かります。

確定申告を税理士に頼む時の必要書類は?

先に結論

必要書類は、売上が分かる物、経費が分かる物、所得控除の証明書、前年の申告書の控えの4つです。どこまで分けて渡すかで税理士の作業量が変わり、費用にも響きます。

『全部そろってからじゃないと頼めない?』と心配になるかもしれません。

実は、最初から完璧にそろっている人は少ないんです。まずは手元にある物を分けて渡し、足りない物は税理士に聞きながら集めれば大丈夫です!

ただ、渡し方ひとつで依頼の費用が変わることもあります。順番に見ていきましょう。

税理士に渡す書類の一覧

個人事業主や副業のある会社員がよく渡す書類を、4つに分けて表にしました。

区分主な書類の例
売上が分かる物請求書の控え、売上の記録、取引先から届いた支払調書、売上が入る通帳
経費が分かる物領収書、レシート、事業用のクレジットカードの明細、経費を払う通帳
所得控除の証明書国民年金や国民健康保険の支払いが分かる物、生命保険料の控除証明書、医療費の領収書、ふるさと納税の受領証明書
前年の控えなど前年の確定申告書と決算書の控え、青色申告承認申請書の控え、マイナンバーが分かる物

会社員の副業なら、会社からもらう給与の源泉徴収票も渡しておきましょう。人を雇っている人は、給与台帳と源泉所得税の納付書の控えも必要になります。

確定申告を税理士に頼む時に渡す書類を4つに分けて示した図解

自分のケースで何が要るかは、税理士によって求める物が少しずつ違います。最初の相談で「必要書類のリストをもらえますか」と聞いておくと安心です。

状況によって追加で渡す書類

基本の4つに加えて、その年にあった出来事によって渡す物が増えます。

その年にあったこと追加で渡す書類の例
パソコンや車など大きな買い物をした購入した時の請求書や契約書
自宅の一部を事務所に使っている家賃や光熱費の明細、仕事に使う部屋の広さのメモ
借入をした借入の契約書、返済の明細
土地や建物を売った売った時と買った時の売買契約書、仲介手数料の領収書
家族に給与を払っている給与の記録、届出の控え

『こんな物まで要るの?』と思う書類もありますよね。迷ったら、渡すかどうかを先に税理士に聞いてみましょう。

特に土地や建物を売った年は、売った金額から買った時の金額や費用を引いて計算します。買った時の契約書が見つからないと計算が変わることもあるので、早めに探しておきましょう。

渡す前のまとめ方

『領収書を全部ノートに貼らないといけないの?』と思っていませんか。

そこまでしなくても大丈夫です。税理士が見やすい形にまとめておくだけで、作業はかなり早くなります。

渡す前のまとめ方
  1. 1年分の書類を「売上」「経費」「控除」「前年の控え」の4つの封筒に分ける
  2. 経費の領収書は月ごとにクリップで留める
  3. 事業用とプライベートが混ざった通帳やカードの明細は、事業用の行に印を付ける
  4. 会計ソフトを使っている人は、データの出し方を税理士に聞いておく

会計ソフトのデータで渡す場合

会計ソフトに入力している人は、紙の書類よりデータで渡す方が早いこともあります。入力が済んでいれば、税理士は中身の確認から始められるんです。

税理士によって使っているソフトが違うので、「このソフトのデータをそのまま見てもらえますか」と最初に聞いておきましょう。データを渡す場合も、入力の元になった領収書は手元に保存しておきます。

例えば、スマホ代のように仕事と私用で使う物は、どのくらい事業で使っているかのメモを添えておきましょう。税理士から「この通信費は、何割くらい仕事で使っていますか」と聞かれることが多いからです。

経費にできるかどうかは個別の判断になります。迷う物は分けて渡し、税理士に確認してもらうのがおすすめです。

渡し方で費用が変わる理由

ここが大事なところです。税理士の報酬は依頼の内容に応じて決まり、公的な料金表はありません。記帳が済んでいるかどうかで、作業の量が大きく変わります。

参考として、税理士ドットコムが示している個人の確定申告の目安を載せておきます。民間の目安なので、金額は見積もりで確かめてください。

依頼の内容税理士ドットコムが示す目安
確定申告のみ(青色・売上1,000万円未満)7万円〜
記帳代行込み(青色・売上1,000万円未満)15万円〜
記帳代行のみ(スポット)1仕訳50〜100円

領収書をまとめずに渡すと、記帳から頼む形になりやすいです。会計ソフトに入力済みのデータを渡せば、確定申告だけの依頼で済むこともあります。費用の考え方は確定申告の税理士費用の相場でも詳しく書いています。

書類が足りない・なくした時は?

『領収書をなくしてしまった…』という時も、あきらめなくて大丈夫です。

クレジットカードの明細や通帳の記録、取引先とのメールなど、支払いが分かる物が残っていないか探してみましょう。何で代わりにできるかは、税理士に相談してみてください。

控除の証明書をなくした場合は、保険会社などの発行元に再発行を頼めることがあります。期限が近い時は、届くまでの日数も見ておきましょう。

来年に向けて書類をためない工夫

『毎年この作業が大変…』という方は、届いた時点で分けておく習慣を付けてみてください。

控除の証明書は秋から冬にかけて郵便で届くことが多いです。届いたら「控除」の封筒にすぐ入れておけば、申告の前に探し回らずに済みます。

領収書も、月末に1回だけ封筒に分ける日を決めておくと楽です。財布やカバンの中にたまったレシートを、その日にまとめて出すだけでも違います。スマホで写真を撮って会計ソフトに取り込める場合は、その方法を税理士に聞いてみましょう。

税理士に書類を渡した後も、「この入金は何の売上ですか」のような質問が届くことがあります。答えやすいように、通帳の気になる入金には一言メモを書いておくと話がスムーズです。

所得税の確定申告は、令和8年分なら令和9年3月15日が期限です。期限が近い時の頼み方は期限ギリギリでも税理士は受けてくれるかにまとめています。

毎年この時期に書類集めで慌てている、領収書が1年分たまってしまう。そんな方は、毎月の書類の受け渡しから見てもらえる顧問税理士を探すと、申告の前が楽になります!

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よくある質問

書類は郵送でも渡せますか?

郵送やデータのやり取りに対応している税理士は多いです。原本を送るかコピーで良いかは、依頼する税理士に確認してみてください。原本を送る時は、送る前に写真を撮って控えを残しておくと安心です。

申告が終わったら書類は返してもらえますか?

返却の方法は税理士ごとに違います。申告後も帳簿や書類は保存が必要なので、返してもらう時期を聞いておきましょう。

前年は自分で申告した場合も控えは必要ですか?

前年の申告書や決算書の控えがあると、税理士が数字のつながりを確かめやすくなります。手元にあれば一緒に渡しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 必要書類は、売上、経費、控除の証明書、前年の控えの4つに分ける
  • 領収書は月ごとに留め、私用と混ざった明細には印を付けて渡す
  • 記帳が済んでいるかどうかで、依頼の費用が変わりやすい
  • 書類が足りない時は、明細や通帳など代わりになる物を税理士に相談する
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顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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