顧問税理士と相性が悪い時の対処|話し合いと乗り換えの目安

顧問税理士と相性が悪い時の話し合いの進め方と乗り換えの目安を解説する記事のアイキャッチ

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顧問税理士と話すたびに、なんだかモヤモヤする。質問しにくい、説明が分かりにくい、言い方がきつい。でも、ミスがあるわけではないから、変えるほどなのか迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、相性の悪さは「原因」を見分けると、話し合いで直るものと、乗り換えた方が早いものに分かれます。この記事を読めば、その見分け方と、それぞれの進め方が分かります。

顧問税理士と相性が悪いと感じる原因は?

先に結論

顧問税理士と相性が悪いと感じたら、まず原因が「連絡の取り方や説明のしかた」なのか、「仕事の進め方や考え方」なのかを分けて考えます。連絡や説明の問題は、話し合いで変わることが多いです。税金に対する考え方や、事業の規模・業種への対応力が合わない場合は、決算や申告が終わった時期に乗り換えを考えるのが現実的です。

『相性なんて、気にしすぎかな…』と思いますよね。ただ、顧問税理士とは毎月、毎年やり取りが続きます。小さなストレスでも、積み重なると相談しにくくなるんです。

相談しにくいと、経費や売上の気になる点を聞かずに済ませてしまうことも。それが申告の誤りにつながると、困るのは自分です。

よくある「相性が悪い」の中身を並べてみます。

感じていること原因のタイプ話し合いで変わりやすいか
質問しても返事が遅い連絡の取り方変わりやすい
説明が専門用語ばかりで分からない説明のしかた変わりやすい
電話よりチャットで相談したい連絡の取り方変わりやすい
節税の提案がほとんどない仕事の進め方事務所による
業種の事情を分かってもらえない得意分野の違い変わりにくい
言い方がきつく、相談すると否定される考え方・人柄変わりにくい

相性の問題とミスの問題は分けて考える

ここが大事なところです。「相性が悪い」と感じている中に、実は仕事のミスが混ざっていることがあります。

例えば、申告の数字が何度も間違っている、期限ぎりぎりまで連絡がない、といったケースです。これは相性ではなく、仕事の質の問題なんです。

ミスや遅れが続いているなら、話し合いで様子を見るより、早めに手を打った方が安心です。修正申告が必要になった時の対処は税理士のミスで修正申告になったら、決算の遅れは税理士の決算が間に合わない時はで解説しています。

反対に、仕事はきちんとしているけれど話しにくい、というだけなら、次の話し合いで変わる余地は十分あります。

話し合いで関係を立て直すには

連絡や説明の問題なら、一度はっきり伝えてみる価値があります。実は、税理士の側も「この人はどうしてほしいのか」が分からず、いつもの進め方を続けているだけのことも多いんです。

ポイントは、不満をぶつけるのではなく、「こうしてもらえると助かる」という形で伝えることです。

話し合いの進め方
  1. 困っている場面を2〜3個、具体的に書き出す
  2. 税理士本人に、相談の時間を取ってもらう
  3. 「こうしてもらえると助かる」という形でお願いする
  4. 連絡手段や返信の目安など、決めたことをメールで残す
  5. 2〜3か月様子を見て、変わったかを確かめる

例えば、説明が分かりにくい時はこんな伝え方ができます。

「数字の話が苦手なので、結論だけ先に教えてもらえると助かります」
「分かりました。次からは、まず結論と、やってほしいことを先にお伝えしますね」

返信が遅い時は、「急ぎの時はチャットに連絡してもいいですか?」と連絡手段を相談してみるのも一つです。

面談の頻度を見直すのも手です。毎月の面談が負担なら3か月に一度にする、逆に相談が多いなら月1回の時間を決めておく。やり取りのリズムが合うだけで、話しやすさはかなり変わります。

『そんなことを言ったら気を悪くされそう』と心配になるかもしれません。でも、お願いの形で伝えれば、多くの税理士は前向きに受け止めてくれます。

自分の側でできる工夫もある

相性の問題は、どちらか一方だけのせいとは限りません。資料を渡すのがいつも遅い、質問をまとめずに何度も電話している、といったことが、相手の対応に影響している場合もあります。

質問は箇条書きにしてまとめて送る。資料は毎月決まった日に渡す。こうした工夫だけで、やり取りがぐっとスムーズになることもあります。

顧問税理士と相性が悪い時に、原因を見分けて話し合いか乗り換えかを判断する流れを示した図解

乗り換えを考える目安

話し合っても変わらない、そもそも話し合える雰囲気ではない。そんな時は、乗り換えを考えても大丈夫です。

乗り換えを考えたいサイン
  • お願いを伝えても、2〜3か月たって何も変わらない
  • 質問すると否定されたり、怒られたりして相談できない
  • 業種や事業の規模に合った提案がほとんどない
  • 法人化や融資など、これからの相談に乗ってもらえない
  • 顧問料に見合う対応だと感じられない

例えば、年商が伸びて法人化を考え始めた個人事業主が、今の税理士は個人の確定申告が中心で相談に乗ってもらえない。こうしたケースは、相性というより得意分野の違いです。無理に今の税理士に合わせるより、合う税理士を探した方が早いことも。

顧問料に対して何もしてもらえないと感じる場合は、顧問料だけ払って何もしない税理士もあわせて読んでみてください。

乗り換えるなら時期と伝え方に注意

乗り換えで一番気をつけたいのは時期です。法人税の申告期限は事業年度終了日の翌日から2か月以内、個人の確定申告は原則として翌年3月15日です。期限の直前は避け、決算や申告が終わったタイミングで切り替えるのがおすすめです。

伝え方は、相性の悪さをそのまま言わなくても大丈夫です。「体制を見直したい」「事業の方針が変わった」と短く伝えれば角が立ちません。例文は税理士を変える時の伝え方にまとめています。全体の流れは税理士変更の進め方を見てみてください。

次の税理士とは相性を確かめてから契約する

同じ失敗を繰り返さないために、次の税理士とは契約前に面談で相性を確かめておきましょう。今の税理士に感じた不満を、そのまま質問に変えるのがコツです。

今の不満面談で聞いておきたいこと
返信が遅い連絡手段と、返信までの目安
説明が分かりにくい試算表や決算の説明をどうしているか
担当がよく替わる担当は誰で、税理士本人はどこまで見るか
提案が少ない同じ業種・規模の顧問先があるか

報酬は、平成14年(2002年)に税理士会の報酬規定が廃止されてから、事務所ごとに自由に決められています。顧問料の考え方は税理士の顧問料相場で紹介しています。

今の税理士とどうしても話が合わない、法人化や事業の拡大で相談できる相手がほしい。そんな状況なら、複数の税理士と面談して相性を比べてみると、次の失敗を防ぎやすくなります。

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よくある質問

相性が悪いという理由だけで税理士を変えてもいいですか?

変えても大丈夫です。顧問税理士とは長く付き合うことになるので、相談しにくい状態が続くより、話しやすい税理士に替える方が事業にとってもプラスになることがあります。

税理士を変えると、税務署からの印象が悪くなりますか?

税理士を変えたことで不利になるという公的な基準は示されていません。大切なのは、引き継ぎをきちんと行い、申告を期限内に正しく出すことです。

相性の良い税理士は、どうやって見分ければいいですか?

契約前の面談で、質問への答え方や説明の分かりやすさを確かめるのがおすすめです。複数の税理士と話して比べると、違いが分かりやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 相性の悪さは、連絡や説明の問題か、考え方や得意分野の問題かで分けて考える
  • 連絡や説明の問題は「こうしてもらえると助かる」と伝えると変わりやすい
  • 話し合っても変わらない時は、決算や申告が終わった時期に乗り換える
  • 次の税理士とは、今の不満を質問に変えて面談で相性を確かめる
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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