スポーツ選手の税理士の選び方とプロ野球選手の確定申告の特徴

スポーツ選手の税理士の選び方とプロ野球選手の確定申告の特徴を解説する記事のアイキャッチ

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シーズン中は試合と練習で手一杯なのに、オフになると確定申告が待っている。そんな選手も多いはずです。

結論から言うと、プロのスポーツ選手は報酬や契約金から税金が引かれていても、確定申告で精算する場面が多くなります。この記事では、その特徴と税理士の選び方が分かります。

スポーツ選手の確定申告は何が特徴?

先に結論

プロ野球選手やプロサッカー選手などへの報酬、入団時などに一時に受け取る契約金は、源泉徴収の対象です。引かれた税金と1年分の税額の差は確定申告で精算するので、用具や遠征などの経費を記録しておくことが大事になります。収入が年ごとに大きく変わるため、スポーツ選手の申告に慣れた税理士を選ぶと安心です。

国税庁のタックスアンサー「源泉徴収が必要な報酬・料金等とは」では、プロ野球選手、プロサッカーの選手、プロテニスの選手などへの報酬が源泉徴収の対象に挙げられています。

契約金も同じです。国税庁のタックスアンサー「専属契約等で支払う契約金」では、支度金や移転料などの名目でも、役務の提供を約束して一時に受け取るものは対象とされています。

受け取るお金源泉徴収税額の計算
プロ野球選手などへの報酬対象支払う側が引いて納める
契約金(1回100万円以下)対象支払金額 × 10.21%
契約金(1回100万円超)対象(支払金額 − 100万円)× 20.42% + 102,100円

『もう引かれているなら、申告しなくてもいいのでは?』と思うかもしれません。ただ、引かれた額はあくまで仮の税金です。1年分の税額と比べて、多ければ還付、少なければ追加で納めることになります。

プロ野球選手ならではの論点はどこ?

実は、アスリートの申告で迷いやすいのは「どこまでが仕事の経費か」なんです。

例えばこんな場面です。

「自主トレのキャンプ費用や、トレーナーへの支払いは経費になりますか」

「競技のための支出かどうかで判断が分かれるので、明細を残しておきましょう」

よくある支出迷いやすい点残しておくもの
バットやグラブなどの用具球団の支給品との区別購入した日と用途のメモ
自主トレの遠征・宿泊家族旅行と重なる時日程表と領収書
トレーナー・代理人への支払い契約の中身契約書と請求書
家族へのマネジメントの支払い実際の仕事があるか業務の内容と支払記録

経費になるかは、支出の中身で変わります。個別の判断は税理士に確認してみてください。

もう一つ大事なのが、収入の波です。活躍した翌年に年俸が上がり、けがをした年に下がる、ということが起こりますよね。税金の支払いが収入の多かった年より後に来ることもあるので、手元のお金の計画も一緒に相談できると安心です。

プロのスポーツ選手が確定申告の前に揃えたいものを示した図解

アスリートが税理士を選ぶ時のポイントは?

確定申告の期間は、原則として翌年2月16日から3月15日までです。キャンプの時期と重なりやすいので、オフのうちに資料を渡せる税理士だと助かります。

期限に遅れると、無申告加算税がかかることがあります。国税庁のタックスアンサー「確定申告を忘れたとき」では、調査の事前通知の前に自分から申告すれば5%ですが、調査の後だと15%からと重くなります。忙しい時期こそ、任せられる人がいると安心ですよね。

『知り合いの紹介で決めたけど、スポーツのことをあまり知らなかった』という話も聞きます。選ぶ前に次の点を確認しておきましょう。

アスリートが税理士に聞いておきたいこと
  • スポーツ選手のお客さんを担当したことがあるか
  • 契約金や移籍の時の扱いを相談できるか
  • 遠征が多くても、オンラインで資料をやり取りできるか
  • 引退後の仕事や会社づくりまで相談に乗ってもらえるか

料金は税理士ごとに自由に決められています。相場の考え方は税理士の顧問料相場で見られます。引退後に会社を作ることを考えるなら、顧問を頼むべき時期の目安も参考になります。

似た働き方として、芸能人の確定申告も報酬から税金が引かれる仕組みが共通しています。

年俸が上がって申告が複雑になってきた、契約金や移籍の扱いが分からない、という選手は、アスリートに慣れた税理士に任せると競技に集中しやすくなります。

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よくある質問

球団から税金が引かれていても確定申告は要りますか?

引かれた税金は仮のものなので、1年分の税額との差を確定申告で精算するのが基本です。経費が多い年は還付になることもあります。

契約金にも税金はかかりますか?

かかります。契約金は源泉徴収の対象で、1回の支払いが100万円以下なら10.21%、超える部分は20.42%で計算されます。

遠征先からでも税理士とやり取りできますか?

オンラインで資料を受け取れる税理士なら可能です。契約前に、やり取りの方法を確認しておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • プロ野球選手などへの報酬と契約金は源泉徴収の対象
  • 引かれた税金は仮のもので、確定申告で精算する
  • 用具・遠征・トレーナー代などは明細を残し、判断は税理士に確認
  • 選ぶ時はスポーツ選手を担当した経験と、引退後まで相談できるかを見る
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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