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家を買って初めての確定申告。『書類が多くて何から手をつければいいか分からない、税理士に頼んだ方がいい?』と迷っている方も多いですよね。
結論から言うと、会社員で住宅ローン控除だけを申告するなら、自分でできる人が多いです。ただ、副業や事業の申告が重なる人、家の買い方が複雑な人は、税理士に頼むと手間と不安がぐっと減ります。この記事では、その分かれ目と費用の目安が分かります。
住宅ローン控除は税理士に頼むべき?
住宅ローン控除は、1年目だけ確定申告が必要で、2年目以降は会社員なら年末調整で受けられます。給与だけの会社員で、新築や中古をふつうに買ったケースなら、自分で申告する人が多いです。事業や副業の申告と一緒にしたい人、共有名義や親からの資金援助がある人は、税理士に頼むと楽になります。
国税庁の説明では、住宅ローン控除を受ける最初の年は、計算明細書や必要な書類をそろえて確定申告をします。2年目以降は、給与所得者なら勤務先に証明書を出して年末調整で受けられます。(出典: 国税庁 住宅借入金等特別控除)
つまり、税理士に頼むかどうかで悩むのは、ほとんどの人が1年目だけなんです。

自分でやる場合と税理士に頼む場合の差
まずは、自分でやる場合と税理士に頼む場合を比べてみましょう。
| 比べる点 | 自分で申告する | 税理士に頼む |
|---|---|---|
| 費用 | かからない | 税理士報酬がかかる |
| 書類集め | 自分で集める | 自分で集めて渡す(何が要るかは教えてもらえる) |
| 計算明細書の作成 | 自分で作る | 税理士が作る |
| 要件の確認 | 国税庁の説明を読んで自分で判断 | 税理士が確認する |
| 向いている人 | 給与だけの会社員でふつうに家を買った人 | 事業や副業がある人、共有名義・資金援助がある人 |
ここで気づいてほしいのは、税理士に頼んでも書類集めはなくならない点です。
登記事項証明書や工事請負契約書、ローンの年末残高等証明書などは、自分の手元にある書類なんです。税理士に頼んで楽になるのは、計算と要件の確認、申告書の作成の部分です。
『それなら自分でできるかも』と思った方は、国税庁の確定申告書等作成コーナーを使って進めてみてください。
住宅ローン控除の主な要件
国税庁の説明では、住宅ローン控除には次のような要件があります。
- 床面積が50㎡以上(小規模な家屋は40㎡以上50㎡未満で、別の所得要件あり)
- 合計所得金額が2,000万円以下
- 10年以上にわたって分割して返済するローン
- 新築などから6か月以内に住み、その後も住み続けている
控除額は、年末のローン残高などに0.7%を掛けて計算します。ただ、控除を受けられる期間や借入限度額は、住んだ年や住宅の省エネ性能などで変わります。
自分のケースがどれに当たるか分からない時は、ここで手が止まりやすいです。
自分で申告する時につまずきやすい所
自分で申告する人がつまずきやすいのは、計算そのものより「どの数字をどこに書くか」の部分なんです。
夫婦でペアローンを組んでいるのに、片方の分だけ申告してしまう。家の価格に土地と建物が含まれていて、どちらの金額を使うか分からなくなる。年末残高等証明書が届く前に申告しようとして書類が足りない。
例えば、夫婦の共有名義で中古マンションを買ったケース。持ち分の割合とローンの負担の割合がずれていると、控除の計算で迷いやすくなります。
『ネットで調べたら人によって書いてあることが違う…』と不安になったら、そこが税理士に頼むかどうかの分かれ目です。
書類の読み方だけ確認したい時は、税務署の相談窓口や、税理士会が開いている無料の税務相談会を使う方法もあります。全国の税理士会が、2月23日の税理士記念日を中心に無料の相談会を開いています。
税理士に頼んだ時の費用の目安は?
税理士の報酬には公的な基準がなく、2002年に報酬規定が廃止されてから、各税理士が自由に決めています。
税理士ドットコムが示す目安では、スポットの確定申告が3万円からとされています。個人事業主の確定申告のみなら、白色で5万円から、青色(売上1,000万円未満)で7万円からという目安も出ています。
あくまで民間の目安なので、実際の金額は依頼内容と事務所によって違います。
見積もりを頼む時は、「住宅ローン控除だけか」「副業や贈与の申告も一緒か」をはっきり伝えておきましょう。依頼の範囲があいまいだと、あとから追加の費用がかかることもあります。
| ケース | 申告の中身 | 依頼のしかた |
|---|---|---|
| 給与だけの会社員がマンションを購入 | 住宅ローン控除だけ | 自分で申告する人が多い |
| 会社員で副業の所得もある | 住宅ローン控除と副業の所得 | スポットで依頼を検討 |
| 夫婦の共有名義で購入、親から資金援助 | 住宅ローン控除と贈与の申告 | スポットで依頼すると安心 |
| 個人事業主が自宅兼事務所を購入 | 事業の確定申告と住宅ローン控除 | 顧問税理士にまとめて依頼 |
例えば、自宅の一部を仕事場にする個人事業主のケース。事業に使う部分と住む部分の分け方で、住宅ローン控除の対象や経費の扱いが変わります。判断は税理士に確認してみてください。
親から資金援助を受けた時は?
贈与税には、1年間にもらった財産が110万円以下なら申告が要らない基礎控除があります。110万円を超える援助を受けた時は、贈与税の申告が関わってくることがあります。
住宅資金の贈与には特例もありますが、使えるかどうかは条件次第です。住宅ローン控除の計算にも影響するので、援助を受けた人こそ税理士に頼む意味があるんです。
税理士に頼む時の流れ
スポットで頼む時は、次の順番で進めるとスムーズです。
- 購入の契約書やローンの書類を手元にまとめる
- 税理士に購入の経緯(名義・資金援助・副業の有無)を伝える
- 見積もりをもらい、依頼する範囲と費用を確認する
- 言われた書類を集めて税理士に渡す
- 税理士が作った申告書の内容を確認して提出してもらう
確定申告の期限は原則3月15日です。2月から3月は税理士も忙しい時期なので、年が明けたら早めに相談しておきましょう。
「今から頼んでも間に合いますか?」
「書類がそろっていれば大丈夫です。まずは契約書の写しを送ってください」
早めに連絡しておくだけで、こんなやり取りがしやすくなります。
副業がある会社員の方は、サラリーマンの所得税の節税を税理士に相談する意味もあわせて読んでみてください。顧問料の考え方は税理士の顧問料相場で見ています。
事業をしていて毎年の確定申告もまとめて任せたい、家の購入をきっかけにお金の相談先がほしい。こんな方は、顧問税理士を探してみると楽になります。
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よくある質問
2年目以降も税理士に頼む必要はありますか?
会社員なら、2年目以降は勤務先に証明書を出して年末調整で受けられます。毎年税理士に頼む必要はない人が多いです。
1年目の確定申告を忘れたらどうなりますか?
申告期限を過ぎても、あとから申告して控除を受けられる場合があります。どの年の分まで申告できるかは状況によるので、税務署か税理士に確認してみてください。
自分で申告して間違えていたらどうなりますか?
税金を多く納めすぎていた場合は、原則として法定申告期限から5年以内なら更正の請求ができます。少なく申告していた場合は修正申告が必要になるので、気づいた時点で早めに相談しておきましょう。
まとめ
- 住宅ローン控除は1年目だけ確定申告、2年目以降は会社員なら年末調整で受けられる
- 給与だけの会社員がふつうに家を買ったなら、自分で申告する人が多い
- 副業・共有名義・資金援助・自宅兼事務所の人は税理士に頼むと楽
- 税理士費用は自由化されていて、スポットの確定申告は3万円からという民間の目安がある




