カフェの経費と節税|コーヒー豆の仕入れと内装・エスプレッソマシンの償却

カフェのコーヒー豆の仕入れと内装・エスプレッソマシンの償却を解説する記事のアイキャッチ

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豆を仕入れて、内装にこだわって、いいマシンも入れたい。カフェを開くとお金がどんどん出ていくので、『これって全部その年の経費になるの?』と気になりますよね。

結論から言うと、コーヒー豆は売れた分が経費、内装やマシンは何年かに分けて経費にするのが基本です。ただ、金額によってはその年に落とせる特例もあるんです。

この記事を読むと、仕入れと設備の扱いの違いと、節税で気をつけたい点が分かります。

カフェの経費と節税、どこで差がつく?

先に結論

コーヒー豆やミルクは仕入れとして経費にしますが、決算の時に残っている在庫は、その年の経費から外します。内装工事やエスプレッソマシンは減価償却で分けて経費にするのが基本です。取得価額が10万円未満なら、その年に全額を経費にできます。

カフェの経費は大きく分けて、毎日の材料と、長く使う設備の2種類です。この2つで、経費にするタイミングがまったく違うんです。

『マシンも豆も同じ経費でしょ?』と思いがちですが、材料は、売れた分だけがその年の経費になります。設備は、使える年数にわたって少しずつ経費になります。

カフェの経費一覧と迷いやすいところ

よく出てくる支出を並べてみました。

支出よく使う勘定科目気をつけたい点
コーヒー豆・ミルク・菓子の材料仕入高期末の在庫は経費から外す
テイクアウトのカップ・袋消耗品費・包装資材費大量の買い置きは在庫に注意
店舗の家賃地代家賃自宅兼店舗なら按分
内装工事建物附属設備など(減価償却)工事の内訳ごとに分ける
エスプレッソマシン・焙煎機器具備品・機械装置(減価償却)金額で扱いが変わる
アルバイト代給料賃金源泉徴収と年末調整が要る
SNS広告・ショップカード広告宣伝費請求書を保管

『豆を多めに買っておけば節税になる』と思う方もいるかもしれません。でも実は、年末に残っている豆はその年の経費になりません。

「12月に来年分の豆をまとめて買いました」
「決算の時に残っている分は在庫として数えるので、経費は売れた分だけになりますよ」

カフェの材料と設備で経費にするタイミングが違うことを示した図解

内装とエスプレッソマシンの償却はどうなる?

金額で扱いが変わる

国税庁 タックスアンサー No.2100 減価償却のあらましでは、個人事業主の場合、金額ごとに次のように扱うとされています。

取得価額扱い
10万円未満その年に全額を経費にする
10万円以上20万円未満一括して3年間で3分の1ずつ経費にできる
10万円以上40万円未満一定の要件を満たす青色申告者は、その年に経費にできる特例あり(年300万円まで)
それ以上使える年数に分けて減価償却

40万円未満の特例は、令和8年4月1日以後に取得したものの基準です。それより前に取得したものは30万円未満でした。

法人の場合も、中小企業者等が令和8年4月1日以後に取得した40万円未満の資産に、同じような特例があります(国税庁 タックスアンサー No.5408)。

内装は内訳を分けておく

内装工事の見積書は、電気・水道の工事や棚、カウンターなどがまとめて書かれていることが多いですよね。中身によって使える年数が違うので、内訳が分かる見積書をもらっておくと後で楽です。

ここは判断が分かれやすいところなので、工事の前に税理士に見てもらうのがおすすめです。

カフェが節税で気をつけたいこと

設備にお金をかけるほど、開業した年の手元資金は減ります。特例でその年に落とせても、お金が出ていくことに変わりはありません。

もう一つ見落としやすいのが、売上の記録です。カフェは現金とキャッシュレスが混ざるので、レジの締めの金額と入金額がずれやすいんです。

キャッシュレス決済の手数料も、差し引かれた後の入金額だけを売上にしてしまう方がいます。売上は手数料を引く前の金額で付けて、手数料は経費として別に記録しておきましょう。

開業前後に設備を一気に入れる、2店舗目を考えている、法人化を検討している。そんなカフェは、節税の相談ができる税理士の選び方を一度読んでみてください。費用は税理士の顧問料相場で目安が分かります。

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よくある質問

カフェの試作で使ったコーヒー豆も経費になりますか?

新しいメニューを作るための試作なら、事業のための材料として経費にするのが一般的です。家族で飲んだ分などは経費にならないので、分けておきましょう。

中古のエスプレッソマシンを買った場合も減価償却ですか?

中古でも長く使う設備は減価償却の対象で、金額の基準も同じように見ます。中古の使える年数の考え方は少し特殊なので、税理士に確認してみてください。

年末に残ったコーヒー豆はどうすればいいですか?

決算の日に残っている量と金額を数えて、在庫として記録します。その分はその年の経費から外し、翌年に売れた時の経費になります。

まとめ

この記事の要点
  • コーヒー豆は売れた分が経費で、期末の在庫は経費から外す
  • 内装やマシンは減価償却で分けて経費にするのが基本
  • 10万円未満はその年に全額を経費にできる
  • 青色申告者や中小企業者等には40万円未満の特例がある
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顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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