個人タクシーの経費と節税|車両の償却とLPガス代・無線配車手数料の計上

個人タクシーの経費と節税を、車両の償却とLPガス代・配車手数料の計上から解説する記事のアイキャッチ

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個人タクシーは、毎日の燃料代に加えて、配車の手数料や決済の手数料など細かい出費が多いですよね。車両の買い替えとなれば、金額も大きくなります。

結論から言うと、個人タクシーの節税は「車両をどう経費にするか」と「手数料を漏れなく拾うこと」で差がつきます。この記事では、個人タクシーの経費一覧と一緒に見ていきます。

個人タクシーの経費と節税、どこから考える?

先に結論

タクシー車両は、数年に分けて経費にしていくのが基本です。LPガス代などの燃料費や、無線配車・アプリ配車・キャッシュレス決済の手数料は、仕事にかかった分をその年の経費にできます。売上から手数料が引かれて入金される場合は、差し引き前の金額で売上と手数料を分けて記録します。

個人タクシーの経費で一番大きいのは、やはり車両ですよね。

車両は高額なので、使い始めた年に全額を経費にするのではなく、耐用年数に合わせて何年かに分けて経費にしていきます。使い始めた月からの分しかその年の経費にならない点も、覚えておきたいところです。

『年末に車を買い替えれば、今年の税金が減る?』と思う方もいますよね。

実は、12月に使い始めた車両は、その年に経費になる分がごく一部です。買い替えの時期は、節税だけで決めないほうが安心なんです。

個人タクシーの車両を数年に分けて経費にする考え方を示した図解

休みの日に車を使うことがある場合は?

国税庁は、家事と業務の両方に関わる費用は、業務に必要だった部分を明らかに区分できる金額だけが経費になるとしています。(出典: 国税庁 No.2210 必要経費の知識)

私用で走った日がある時は、その分の燃料代などを分けて考えます。乗務記録と照らして説明できるようにしておきましょう。

個人タクシーの経費一覧と、手数料の拾い方

よく出てくる費用を表にしました。個別に経費になるかどうかは、判断を税理士に確認してみてください。

費用計上の仕方記録のコツ
車両の購入費数年に分けて経費に使い始めた日を記録する
LPガス代・ガソリン代仕事で使った分を経費に給油の領収書を月ごとにまとめる
無線配車の手数料・組合費経費に組合からの明細を保存する
アプリ配車の手数料経費に入金前に引かれた額も拾う
キャッシュレス決済の手数料経費に決済会社の明細を保存する
車検・点検・修理代基本はその年の経費に整備工場の明細を残す
自動車保険・共済の掛金事業用の分を経費に証券と払込の記録を残す
洗車代・車内の備品経費にレシートを保存する

引かれて入金される手数料に注意

ここは意外と見落としやすいんです。

アプリ配車や決済の売上は、手数料が引かれた後の金額で振り込まれることがありますよね。入金額だけを売上にすると、手数料の分が経費に出てきません。

例えば、ある月の決済の売上が明細上は10万円で、手数料を引いて入金されたケース。売上は10万円、手数料は経費として分けて記録します。

「入金額を売上にしていました」
「手数料の明細を見て、売上と経費を分けて書き直しましょう」

決済会社や配車アプリの管理画面から、月ごとの明細をダウンロードしておくと楽になります。

インボイス登録をしている場合は?

お客様から領収書を求められることが多く、インボイス登録をした方もいますよね。登録すると課税事業者になり、消費税の申告が必要になります。

免税事業者から登録した人には「2割特例」があります。令和5年10月1日から令和8年9月30日の日の属する課税期間は、納める消費税を売上にかかる消費税の2割にできる仕組みです。(出典: 国税庁 No.6498 インボイス制度)

その後も、小規模な個人事業者は令和9年・令和10年の課税期間に「3割特例」が使えます。どの計算が有利かは経費の中身でも変わるので、一度確かめておくと安心です。

帳簿が追いつかないなら、税理士に頼むと楽

乗務が終わってから領収書や明細をまとめるのは、かなりの手間ですよね。

『車を買い替える年だけでも相談したい』という使い方もできます。費用の目安として、税理士ドットコムが示す個人事業主の確定申告のみの依頼は、青色で売上1,000万円未満なら7万円からとされています。

顧問契約にするかどうかは、税理士の顧問料相場や節税の税理士に相談する前に知りたいことも参考になります。

車両の買い替えを控えている方や、インボイス登録後の消費税の申告に不安がある方は、一度税理士を探してみると楽になります。

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よくある質問

タクシー車両は何年かけて経費にしますか?

新車か中古か、車両の種類によって年数が変わります。購入前に税理士に確認しておくと、その年の経費の出方も分かります。

乗務中の食事代は経費になりますか?

自分の食事は基本的に私用の費用と考えます。扱いに迷う時は、判断を税理士に確認してみてください。

組合に払う費用は全部経費になりますか?

無線配車の手数料など、仕事のために払っている分は経費として考えられます。中身が分かる明細を残し、判断は税理士に確認を。

まとめ

この記事の要点
  • タクシー車両は数年に分けて経費にし、使い始めた月から計算する
  • LPガス代や配車・決済の手数料は、仕事の分をその年の経費に
  • 手数料が引かれて入金される売上は、売上と手数料を分けて記録する
  • インボイス登録後は2割特例や3割特例を確かめておく
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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