飲食店オーナーの税理士の探し方|業種の経験で選ぶポイント

飲食店オーナーが税理士を探す時に、飲食業の経験で選ぶポイントを解説する記事のアイキャッチ

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お店の営業で手いっぱいなのに、閉店後にレシートの束を前にため息をついている。そんなオーナーの方も多いはずです。

結論から言うと、飲食店の税理士探しは「飲食業の顧問をしたことがあるか」を最初に聞くのが近道です。この記事では、飲食店ならではの論点と、探す場所・面談での聞き方が分かります。

飲食店の税理士はどう探せばいいですか?

先に結論

飲食店の税理士は、飲食業の顧問経験がある人を、面談で具体的な質問をして選ぶのが近道です。現金売上・アルバイトの給与・仕入れの扱いを、自分のお店に当てはめて説明してくれるかを見てみてください。

『税理士なら誰でも同じじゃないの?』と思うかもしれません。

ただ、税理士にも得意な業種があります。飲食店は日々の現金のやり取りが多く、アルバイトの入れ替わりも激しい業種なんです。

慣れている税理士なら、レジ締めのやり方や、日報と帳簿の合わせ方まで話が早く進みます。得意分野の見分け方は税理士の得意分野の見分け方でも詳しく書いています。

探す場所ごとの違い

税理士を探す場所は、大きく分けて次の3つです。

探す場所良いところ気をつけたい点
知人のオーナーからの紹介実際の対応ぶりを聞ける合わなくても断りにくい
日税連の税理士情報検索サイト登録済みの税理士を地域や業種で探せる業種は税理士が任意で登録した情報
税理士紹介サービス条件を伝えて候補を出してもらえる面談で自分でも相性を確かめる

日税連の税理士情報検索サイトでは、地域を選んだうえで「主要取扱業種」でも絞り込めます。ただし業種の情報は税理士本人が任意で登録するもので、日税連が保証するものではないと明記されています。

業種で出てこなくても、地域を広げると見つかることもあります。探し方の全体の流れは税理士の探し方にまとめています。

飲食店の税理士選びで確かめたい3つの論点を示した図解

飲食店ならではの論点、ちゃんと分かってくれますか?

ここが大事なところです。面談では、次のような飲食店らしい話題を振ってみてください。

面談で聞いておきたいこと
  • 現金売上とキャッシュレス売上を、毎日どう記録すればよいか
  • アルバイトの給与から差し引く源泉所得税を、いつ納めればよいか
  • 食材の仕入れや酒類の仕入れの請求書を、どう保存すればよいか
  • 店舗の内装や厨房機器を買った時の扱い

例えば、源泉所得税は原則として給与を払った月の翌月10日までに納めます。給与を払う人が常時10人未満なら「納期の特例」があり、1〜6月分を7月10日、7〜12月分を翌年1月20日にまとめて納められます(国税庁 No.2505)。

こうした話を、こちらのお店の人数に合わせて説明してくれるかを見てみましょう。

面談でのやり取りは、例えばこんな感じです。

「アルバイトが8人いるんですが、源泉の納付は毎月ですか?」

「常時10人未満なので納期の特例の対象になりますよ。今どう納めているか、一緒に確認しましょう」

こう返ってくる税理士なら、飲食店の実務に慣れていそうだと分かります。

インボイスについても聞いておくと安心です。税込1万円未満の仕入れは、一定の規模までの事業者ならインボイスが無くても帳簿の保存だけで仕入税額控除ができる「少額特例」があります(令和11年9月30日まで)。個別の扱いは、判断を税理士に確認しておきましょう。

顧問とスポット、どっちで頼めばいい?

『顧問料を毎月払うほどの規模かな…』と迷う方もいますよね。

お店の状況によって、頼み方は分かれます。

お店の状況の例頼み方の目安
個人で1店舗、家族経営で記帳は自分でできる確定申告だけスポットで頼む
アルバイトを数人雇い、毎月の給与計算が重い顧問契約で給与や源泉の相談もする
2店舗目を出す・法人化を考えている顧問契約で資金繰りや融資も相談する

税理士ドットコムが示す目安では、売上1,000万円未満の個人事業主の顧問料は毎月訪問で月20,000円〜、確定申告のみのスポットは3万円〜とされています。報酬は自由化されているので、頼む範囲を伝えて見積もりを取ってみてください。相場の詳しい話は税理士の顧問料相場にあります。

見積もりを比べる時は、金額だけで決めないのがコツです。記帳を自分でやるのか、領収書を渡して任せるのかで、同じ税理士でも費用は変わります。

『安いところにしたのに、結局ほとんど自分でやっていた』ということも。どこまでやってもらえるのかを、契約前に書面で確かめておきましょう。

レジ締めのたびに帳簿が合わない、2店舗目の出店で融資の相談をしたい。こんな状況なら、飲食店に慣れた顧問税理士を探しておくと、営業に集中しやすくなります。

税理士ドットコム

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記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

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よくある質問

飲食店に強い税理士は、どうやって見分ければいいですか?

面談で、現金売上の記録方法やアルバイトの源泉所得税の納め方を聞いてみてください。お店の人数や営業形態に合わせて具体的に答えてくれるかが目安になります。

近所の税理士と、オンライン中心の税理士のどちらがいいですか?

領収書を手渡ししたいなら近所が楽です。データでやり取りできるならオンラインでも困りません。お店の記帳のやり方に合わせて選んでみてください。

開業前から税理士に相談してもいいですか?

相談できます。開業前に相談すると、帳簿のつけ方や届出をはじめから整えやすくなります。依頼の範囲と費用は事前に確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 飲食店の税理士は、飲食業の顧問経験があるかを最初に確かめる
  • 面談では現金売上・源泉所得税・仕入れの保存を具体的に聞く
  • お店の規模によって、顧問かスポットかを選ぶ
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

個人事業主・フリーランス・会社経営者が、自分の状況に合った顧問税理士を探せるよう、公的機関の公開情報をもとに費用・探し方・頼める範囲を解説しています。 公式サイト

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