ラーメン屋の経費で節税するには?スープ材料の原価と光熱費の計上のコツ

ラーメン屋の経費で節税する時のスープ材料の原価と光熱費の計上のコツを解説する記事のアイキャッチ

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ラーメン屋は、豚骨や鶏ガラを長時間炊くので、材料費もガス代もかさみますよね。『スープの材料はどこまで原価に入れていいの?』『ガス代は全部経費?』と迷っている店主の方も多いはずです。

結論から言うと、ラーメン屋の節税は、原価と光熱費をきちんと分けて記録し、設備を買う時の扱いを知っておくことが土台になります。この記事を読めば、その考え方と記録のコツが分かります。

ラーメン屋の経費で節税するには?

先に結論

ラーメン屋の主な経費は、スープや麺、具材の材料費、ガス・電気・水道代、店舗の家賃、アルバイトの給料、券売機や寸胴などの設備です。節税の土台は、仕入れと光熱費を漏れなく記録し、自宅兼店舗なら店で使った分を合理的に分けること。設備は金額によって経費にできる時期が変わるので、買う前に確認しておきましょう。

まずは、ラーメン屋でよく出てくる経費の一覧です。

経費の種類ラーメン屋での例計上のコツ
材料費(原価)豚骨、鶏ガラ、野菜、麺、チャーシュー用の肉、調味料期末に残った分は在庫にする
光熱費寸胴を炊くガス代、電気代、水道代自宅兼店舗なら店の分だけを按分
設備券売機、製麺機、寸胴、冷蔵庫金額で経費にする時期が変わる
人件費アルバイトの給料源泉徴収を忘れない
消耗品丼、レンゲ、割り箸、洗剤10万円未満なら買った年の経費
家賃店舗の家賃、駐車場代契約書を保管しておく
ラーメン屋の経費を、材料費、光熱費、設備の3つに分けて考えることを示した図解

スープ材料の原価はどう考える?

『仕入れた骨や野菜は、買った日に全部経費でいいんでしょ?』と思いますよね。

基本は、その年に仕入れた材料から、年末や決算日に残っている分を引いた額がその年の原価になります。冷凍庫にストックしてある骨や、仕入れたばかりの麺も、残っていれば在庫です。

仕込んで作り置きしているスープや、タレ、チャーシューをどう扱うかは、店ごとに量が違うので迷いやすいところ。毎年同じ数え方にそろえておくのがコツです。

例えば、年商1,800万円のラーメン屋を個人で営み、仕込みの材料を週2回まとめて仕入れているケース。請求書と納品書を月ごとに束ねておくだけで、決算の時に原価を出すのがぐっと楽になります。

仕入れ先が多いと、インボイスの有無も気になりますよね。国税庁の案内では、基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れならインボイスがなくても帳簿の保存だけで仕入税額控除できる少額特例があります(令和11年9月30日まで)。消費税のことは消費税の節税テクニックと税理士に相談すべきことで詳しく解説しています。

光熱費と設備の計上のコツ

ラーメン屋は、ガス代が大きな経費になりやすい業種です。店舗専用の契約なら、ガス・電気・水道代は店の経費として計上できます。

ただ、店の2階が自宅で、メーターが一つしかない場合はどうでしょう。この場合は、店で使った分と生活で使った分を、営業時間や使用する機器などの合理的な基準で分けます。

「ガス代は全部店の分にしていいですか?」
「2階で料理やお風呂にも使っているなら、生活の分を分けておきましょう」

分け方の理由をメモに残しておくと、後で聞かれた時にも説明しやすくなります。

券売機や製麺機などの設備は、金額で扱いが変わります。国税庁の個人事業者向けの案内(令和8年4月1日現在法令等)では、10万円未満なら買った年の経費、10万円以上20万円未満なら3年で均等に経費にする方法を選べます。

さらに青色申告者なら、令和8年4月1日以後に取得した10万円以上40万円未満の資産を、年間合計300万円まで買った年の経費にできる特例があります(令和8年3月31日までに取得した分は30万円未満)。詳しくは国税庁の減価償却の特例の案内で確認できます。

ラーメン屋の経理で押さえたいこと
  • 材料の請求書と納品書を月ごとにまとめる
  • 年末に冷凍庫の骨や麺、作り置きのスープの量を数える
  • 自宅兼店舗なら光熱費の分け方を決めてメモする
  • 設備を買う前に金額と使える特例を確かめる

設備の購入時期については設備投資で節税する方法と購入前に確認したい特例も参考になります。

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よくある質問

新メニューの試作に使った材料は経費になりますか?

店の営業のための試作であれば、材料費として扱うのが基本です。記録を残しておくと説明しやすくなります。判断に迷う時は税理士に確認を。

中古の券売機を買った場合も同じ扱いですか?

10万円未満や一括償却などの基準は、取得価額で判断します。中古の耐用年数の考え方は別にあるので、買う前に税理士に確認しておきましょう。

自分で食べたラーメンの材料も経費にできますか?

事業主本人の食事は、原則として経費にならないと考えておくのが安心です。スタッフのまかないは別の条件があるので、出し方を税理士と確認してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 材料費は仕入れから期末の在庫を引いた分が原価になる
  • 自宅兼店舗の光熱費は店で使った分を合理的に分ける
  • 設備は10万円未満・20万円未満・40万円未満で扱いが変わる
  • 経理が追いつかない時は顧問税理士に任せる選択肢もある
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