年末調整やインボイスの相談はどこへ?税理士の無料相談の使い方

年末調整やインボイスの相談を無料でできる窓口と使い分けを解説する記事のアイキャッチ

当サイトは国税庁・日本税理士会連合会などの公開情報をもとに編集部が執筆しています。記事内のサービス紹介には広告を含みます。

初めて人を雇って、年末調整のやり方が分からない。インボイスの登録をしたけれど、消費税の申告が不安。そんな方も多いですよね。

結論から言うと、制度の一般的な質問なら国税庁の無料窓口、自分の書類の作成や判断まで頼みたいなら税理士への相談、と使い分けるのが近道です。この記事を読めば、どこに何を聞けばいいかが分かります。

年末調整やインボイスの無料相談はどこでできる?

先に結論

年末調整や消費税、インボイス制度の一般的な質問は、国税庁の電話相談センターやインボイスコールセンター、チャットボットで無料で聞けます。自分の会社の計算や申告書の作成を任せたい時は、税理士会の無料相談会や税理士事務所の初回相談で、税理士に相談してみてください。

『税務署に電話していいの?』とためらう方もいるはずです。実は、国税庁は質問を受ける窓口をいくつも用意しているんです。

窓口聞けること受付
国税庁 電話相談センター国税に関する一般的な質問平日8時30分〜17時(電話 0570-00-5901)
インボイスコールセンターインボイス制度に関する質問9時〜17時、土日祝日と年末年始を除く(電話 0120-205-5553)
国税庁の税務相談チャットボットインボイス制度などの疑問24時間(メンテナンス期間を除く)
税理士会の無料税務相談会税理士に直接の相談税理士記念日(2月23日)を中心に開催
税理士事務所の初回相談自分の書類や計算の相談、依頼の見積もり事務所ごとに違う

出典は国税庁の税についての相談窓口とインボイス制度特設サイト、日本税理士会連合会の税理士会の相談会です。税務署での面接相談は、予約をして受ける形になっています。

年末調整やインボイスの相談先を、制度の質問と自分の書類の相談に分けて示した図解

国税庁の窓口と税理士では何が違う?

ここが大事なところです。国税庁の窓口は、制度の仕組みや手続きを教えてくれる場所です。

一方で、申告書を自分の判断で作ったり、具体的な計算について答えたりする税務相談は、税理士などに限られた業務です。無償であっても、税理士でない人は行えないとされています。

なので、「この従業員の扶養控除はどう書けばいいか」「うちの仕入れは2割特例と比べてどちらが有利か」のように、自分の数字を見てほしい時は税理士に相談するのが合っています。

年末調整で相談が多いポイント

年末調整は、毎月の給与から差し引いた源泉徴収の額と、1年間の正しい税額との差を精算する手続きです。国税庁のタックスアンサー No.2665では、年間の給与が2,000万円を超える人などは対象から外れるとされています。

『年末調整が終われば、もう何もしなくていい?』と思いがちですよね。ただ、その後にも期限のある作業が続きます。

年末調整の前後で確かめたいこと
  • 源泉所得税は、原則として給与を払った月の翌月10日までに納める
  • 納期の特例を使っていれば、7〜12月分は翌年1月20日まで
  • 給与所得の源泉徴収票などの法定調書は、原則として翌年1月31日までに出す
  • 年間の給与が2,000万円を超える人は年末調整の対象外

例えば、従業員3人のカフェを個人で営むケースなら、年末調整と源泉の納付、法定調書の提出が12月から1月に重なります。税理士との会話はこんな感じです。

「パートさんの扶養控除の申告書、書き方を見てもらえますか」
「12月の給与を締めたら、源泉の納付と一緒に進めましょう」

税理士ドットコムが示す目安では、年末調整のスポット料金は従業員10人まで2万円、1人増えるごとに1,000円です。民間の目安なので、実際の金額は見積もりで確かめてみてください。

インボイス・消費税で相談が多いポイント

インボイス制度は、令和5年10月1日に始まりました。登録して課税事業者になった方は、特例が使えるかどうかで納める消費税が変わります。

特例内容期間
2割特例免税事業者から登録して課税事業者になった場合、納付税額を売上税額の2割にできる令和5年10月1日から令和8年9月30日の日の属する課税期間
3割特例小規模な個人事業者が同じように課税事業者になった場合、納付税額を売上税額の3割にできる令和9年・令和10年の課税期間
少額特例基準期間の課税売上高1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れは帳簿の保存だけで仕入税額控除できる令和5年10月1日から令和11年9月30日

出典は国税庁のタックスアンサー No.6498 と「少額特例の概要」です。どの特例が自分に当てはまるかは、売上や仕入れの中身で変わるので、判断は税理士に確認しておきましょう。

個人事業者の消費税の確定申告は、原則として翌年3月31日が期限です。所得税の申告と時期が近いので、早めに相談しておくと慌てずにすみます。

初めて人を雇った、インボイスに登録して申告の手間が増えた、本業が忙しくて給与計算まで手が回らない。こんな状況なら、年末調整や消費税の申告まで見てくれる顧問税理士を探すとぐっと楽になります。

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よくある質問

年末調整の書き方を、税務署に無料で聞けますか?

国税庁の電話相談センターでは、国税に関する一般的な質問に答えてもらえます。税務署での面接相談は予約制です。

インボイスの相談は土日でもできますか?

インボイスコールセンターの受付は平日の9時から17時です。国税庁の税務相談チャットボットは24時間使えます(メンテナンス期間を除く)。

税理士の無料相談では、どこまで見てもらえますか?

事務所ごとに違います。初回相談でどこまで答えてもらえるか、書類の作成を頼むといくらかかるかを、予約の時に聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 制度の一般的な質問は国税庁の電話相談センターやインボイスコールセンターへ
  • 自分の書類や計算を見てほしい時は税理士に相談する
  • 年末調整の後も、源泉の納付や法定調書の提出が続く
  • インボイスの特例は期間と対象が決まっている
  • 判断に迷う所は税理士に確認しておく
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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