家庭教師の経費と節税|生徒宅までの交通費と教材・参考書代の扱い方

家庭教師の生徒宅までの交通費や教材・参考書代の経費の扱いを解説する記事のアイキャッチ

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家庭教師の仕事は、電車代や参考書代のような細かい出費が毎月ありますよね。『これって経費にしていいの?』と、確定申告の時期にまとめて悩む方も多いはずです。

結論から言うと、生徒の指導のために使ったと説明できる交通費や教材代は経費になります。

この記事では、家庭教師がよく払う費用の一覧と、交通費・教材代で迷いやすいところが分かります。

家庭教師の経費になるものは?

先に結論

生徒宅までの交通費、指導で使う問題集や参考書、プリントの印刷代、オンライン指導の通信費や機材代は、指導の仕事のための支出なら経費になります。自分の受験勉強や趣味の本と区別できない物は、経費にしにくいので注意しましょう。

国税庁は、必要経費を売上を得るために直接かかった費用や業務上の費用と説明しています(国税庁 タックスアンサー No.2210 やさしい必要経費の知識)。

家庭教師の仕事でよく出る費用をまとめると、次のとおりです。

費用よく使う勘定科目気をつけたいところ
生徒宅までの電車・バス代旅費交通費日付と行き先をメモする
問題集・参考書新聞図書費指導で使う本に限る
プリントの印刷代・文具消耗品費私用分と分ける
オンライン指導のネット代通信費自宅の回線は按分する
パソコン・タブレット消耗品費・工具器具備品10万円以上は扱いが変わる
家庭教師センターの登録料支払手数料契約書を残す

生徒宅までの交通費はどう扱う?

『ICカードで払っているから、領収書がない…』という方もいますよね。電車やバスの運賃は、日付・区間・金額を記録しておけば経費として扱いやすいです。

ここで気をつけたいのが、生徒の家庭から交通費をもらっている場合です。もらった交通費は売上に含めて、実際に払った運賃を経費にするのが基本の考え方なんです。

例えばこんな場面です。

「交通費は別でもらっているので、売上にも経費にも入れなくていいですよね?」
「もらった分を売上から外すと、収入が少なく見えてしまいます。もらった額は売上、払った運賃は経費として両方付けておきましょう」

自転車やバイクで通っている場合も、ガソリン代や駐輪場代は指導に使った分を経費にできます。私用と兼ねる車なら、走った距離などで按分しておくと説明しやすいですよ。

家庭教師の交通費と教材代が経費になるかを判断するポイントの図解

教材・参考書代と報酬の受け取り方で気をつけたいこと

問題集や参考書は、指導する生徒のために買った物なら経費になります。学年ごとの過去問を毎年買い足す、という方も多いはずです。

ただ、自分の資格試験の本や、もともと持っていた本はどうでしょう。指導との関係を説明しにくいので、迷ったら税理士に確認してみてください。

教材代を生徒の家庭に立て替えた場合

生徒用の問題集を代わりに買って、あとで代金をもらうこともありますよね。この場合は、立て替えた代金と返してもらった代金を同じ帳簿で付けると、売上と経費の二重計上を防げます。

パソコンやタブレットを買った場合

オンライン指導に使う機材は、買った金額によってその年に全額落とせるかが変わります(国税庁 タックスアンサー No.2100 減価償却のあらまし)。

  • 10万円未満なら、使い始めた年に全額を経費にできる
  • 10万円以上20万円未満なら、一定の要件で3年に分けて均等に経費にできる
  • 青色申告なら、令和11年3月31日までに取得した40万円未満の資産を、年合計300万円までその年の経費にできる(令和8年3月31日までの取得分は30万円未満が対象)

私用でも使う機材は、指導に使った割合で按分しておきましょう。

センター経由と個人契約で受け取り方が変わる

実は、家庭教師センターから受け取るお金が、報酬ではなく給与として支払われていることもあります。給与なら必要経費を差し引く形にならないので、まず源泉徴収票か支払明細で区分を確認しておくのが大事なところです。

ほかの教える仕事の例は ピアノ教室の経費と節税 に、節税の相談先の選び方は 節税の税理士に相談する前に知りたいこと にまとめています。

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よくある質問

生徒宅の近くで時間をつぶしたカフェ代は経費になりますか?

待ち時間に指導の準備をしていたなど、仕事との関係を説明できるかで判断が分かれます。ただの休憩なら経費にしにくいので、税理士に確認してみてください。

指導用に買った文房具を生徒にあげた場合も経費ですか?

指導の一環として渡した物なら経費として扱いやすいです。何を誰に渡したか、簡単にメモしておきましょう。

大学生の家庭教師でも経費を付けたほうがいいですか?

報酬として受け取っている場合は、経費を付けておくと所得を正しく計算できます。給与として受け取っている場合は扱いが違うので、支払明細で区分を確認しましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 生徒宅までの交通費、指導用の教材、通信費は経費になる
  • 家庭からもらった交通費は売上に含め、払った運賃を経費にする
  • 機材は10万円・20万円・40万円の区切りで扱いが変わる
  • センターからの支払いが給与か報酬かで計算の仕方が変わる
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