インボイス登録後の確定申告を税理士に頼む費用と消費税の申告

インボイス登録後の確定申告を税理士に頼む費用と消費税の申告を解説する記事のアイキャッチ

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取引先に頼まれてインボイス登録をしたけれど、次の確定申告で何をすればいいのか分からない。そんな方も多いはずです。

結論から言うと、登録した年からは所得税の確定申告に加えて、消費税の申告も必要になります。この記事を読めば、税理士に頼むといくらくらいで、どこまで任せられるかが分かります。

インボイス登録後の確定申告は税理士に頼むべき?

先に結論

インボイス登録をすると、売上が1,000万円以下でも消費税の申告と納税が必要になります。2割特例などの選び方で納める額が変わるので、初めての年は税理士に頼むと安心です。費用は税理士ドットコムが示す目安で、青色の確定申告のみ7万円〜(売上1,000万円未満)からで、消費税の申告をどう料金に含めるかは事務所ごとに確かめましょう。

『売上は少ないのに、消費税まで払うの?』と驚きますよね。

国税庁のインボイス制度の解説では、登録を受けた事業者は消費税の納税義務が免除されないとされています。制度は令和5年10月1日に始まりました。

もともと、前々年の課税売上高が1,000万円以下なら、原則として消費税は免除されます(国税庁 納税義務の免除)。登録すると、この免除が使えなくなるんです。

登録前と登録後で増える作業

作業登録前(免税事業者)登録後
所得税の確定申告必要必要
消費税の申告と納税不要必要
請求書の書き方自由な形式登録番号などを書いたインボイス
帳簿の付け方所得税用消費税の区分も必要

個人事業主の消費税の申告期限は、原則として翌年3月31日です。令和8年分なら令和9年3月31日(水)が納期限になります。

2割特例・3割特例・簡易課税はどう選ぶ?

実は、税理士に頼む価値が大きいのがここなんです。納める消費税の計算方法が、いくつかあるからです。

国税庁の解説では、免税事業者が登録して課税事業者になった場合、令和8年9月30日の日を含む課税期間まで、納付税額を売上税額の2割にできます。個人事業主は1月から12月が課税期間なので、令和8年分がこの中に入ります。

さらに小規模な個人事業者は、令和9年・令和10年の課税期間に3割特例が使えます。

計算方法中身注意点
2割特例売上税額の2割を納める令和8年9月30日を含む課税期間まで
3割特例売上税額の3割を納める小規模な個人事業者が対象・令和9年と令和10年
簡易課税業種ごとのみなし仕入率で計算前々年の課税売上高5,000万円以下・事前の届出が要る
原則課税実際の仕入れの税額を差し引くインボイスと帳簿の保存が要る

簡易課税は、使いたい課税期間の初日の前日までに届出を出す必要があります(国税庁 簡易課税制度)。みなし仕入率は、サービス業なら50%、小売業なら80%のように業種で決まります。

インボイス登録後に選べる消費税の計算方法を並べた図解

『自分の場合、どれを選べばいいの?』と迷いますよね。

例えば、年商600万円のWebデザイナーが登録したケースを考えてみましょう。仕入れがほとんど無いなら、特例のどれが有利かは年ごとに変わります。

「来年から2割特例が使えなくなるけど、どうすれば?」
「簡易課税の届出を今年中に出すか、一緒に計算してみましょう」

こうした届出の期限は過ぎると取り戻せません。判断は税理士に確認してから決めてみてください。

頼む費用と、自分でやるかの分かれ目

『消費税の申告まで頼むと、いくらかかるの?』という点も見ておきましょう。税理士ドットコムが示す個人事業主の目安は次のとおりです。

頼み方売上1,000万円未満売上3,000万円未満
青色の確定申告のみ7万円〜10万円〜
記帳代行込み15万円〜20万円〜
顧問契約(毎月)月20,000円〜と申告料80,000円〜月25,000円〜と申告料100,000円〜

民間サイトの目安で、公的な統計ではありません。

消費税の申告が料金に入っているか、別料金かは見積もりで確かめておきましょう。費用全体の考え方は確定申告の税理士費用の目安で詳しく解説しています。

自分でやるか頼むかは、次のように考えると決めやすいです。

こんな人おすすめの頼み方
売上が少なく、2割特例で計算が単純自分で申告、初年度だけ確認を頼む
簡易課税に切り替えるか迷っている届出の前に税理士へ相談
外注や仕入れが多く、原則課税も候補顧問契約で年の途中から相談

消費税の申告そのものの頼み方は消費税の申告を税理士に頼む個人事業主向けの解説にまとめています。

取引先からインボイスを求められて登録した方や、特例が終わった後の計算方法で迷っている方は、顧問税理士を探すと届出の時期から相談できて楽になります。

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よくある質問

インボイス登録をしたら、売上が少なくても消費税の申告が必要ですか?

必要です。登録を受けると、前々年の課税売上高が1,000万円以下でも納税義務が免除されません。

2割特例を使うのに届出は要りますか?

手続きの細かい点は、国税庁のインボイス制度の解説で案内されています。自分のケースで使えるか、どう書けばよいかは税理士に確認してみてください。

インボイス登録の申請も税理士に頼めますか?

頼めます。申請はe-Taxでもできるので、確定申告の依頼とまとめて相談すると手間が減ります。

まとめ

この記事の要点
  • インボイス登録をすると、売上1,000万円以下でも消費税の申告が必要になる
  • 個人事業主の消費税の納期限は原則翌年3月31日
  • 2割特例、3割特例、簡易課税、原則課税で納める額が変わる
  • 費用は青色の確定申告のみ7万円〜が民間の目安で、消費税分の扱いは見積もりで確認
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