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税理士を探していたら「うちはTKCのソフトを使っています」と言われた。でも『TKCって何?自分で買えるソフトなの?』と気になった方も多いはずです。
結論から言うと、TKCの会計ソフトは、TKCの会員になっている税理士事務所を通じて使う仕組みです。この記事では、TKCを使う税理士の特徴と、個人事業主に向いているかの目安が分かります。
TKCの会計ソフトは個人事業主でも使える?
使えます。ただし、家電量販店やネットで単体を買う形ではありません。TKC全国会に入っている税理士・公認会計士の事務所と契約し、その事務所を通じて使うのが基本です。クラウド型のシリーズもあり、毎月事務所の確認(巡回監査)を受けながら記帳していく使い方が中心になります。
freeeや弥生のように「ソフトを先に選んで、あとから税理士を探す」流れとは逆なんです。
TKCの場合は、先に事務所を決めて、その事務所のサポートとセットでソフトを使い始めます。ここが一番の違いですね。
TKC全国会は、TKCのシステムを使う税理士・公認会計士が集まった団体です。TKCの公式サイトでも、会計ソフトは会員事務所を通じて提供されると案内されています。
TKCを使う税理士と、ほかのクラウド会計を使う税理士の違い
よくある違いを表にすると、こうなります。
| 比べる所 | TKCを使う会員事務所 | freee・弥生などを使う事務所 |
|---|---|---|
| ソフトの入手 | 事務所との契約を通じて使う | 自分で申し込んで使う |
| 記帳 | 自分で入力し、事務所が確認する形が多い | 自分で入力、または記帳代行 |
| 事務所の関わり方 | 毎月の確認(巡回監査)を重視する事務所が多い | 事務所や契約によってさまざま |
| ソフトの乗り換え | 事務所を変えるとソフトも変わることがある | 事務所を変えてもソフトはそのまま使える |

実は、TKCの事務所はソフトよりも「毎月の確認」の方に特徴があります。
巡回監査は、事務所の担当者が毎月、帳簿と証拠書類を確認していくやり方です。月ごとの数字が早くそろうので、決算になってから慌てることが少なくなります。
例えば、こんなやり取りが毎月あるイメージです。
「先月の入金で、相手先が分からないものが1件ありますね」
「それは取引先からの前払い分です。請求書はこれです」
TKCの事務所に頼むと、どんないいことがある?
TKC会員の事務所の中には、書面添付制度に力を入れている所もあります。
書面添付は、税理士が申告書の内容について確認したことを書面にまとめ、申告書に添付する制度です。税務調査の日時を通知する前に、税理士が意見を述べる機会が設けられます(国税庁 税理士制度のQ&A)。
ただし国税庁は、調査の省略を前提とした制度ではないと明記しています。『書面添付があれば調査は来ない』と考えるのは早合点です。
ほかにも、よく言われるのはこんな点です。
- 毎月の数字がそろうので、資金繰りの相談がしやすい
- 金融機関に出す決算書づくりに慣れている事務所が多い
- 事務所が変わっても、会員事務所なら同じソフトを使えることがある
一方で、自分で好きなソフトを選びたい人には合わないことも。毎月の確認があるぶん、スポット依頼より顧問料はかかりやすいです。
顧問料の目安は、税理士の顧問料相場でまとめています。
TKCの事務所はどんな個人事業主に向いている?
『自分はTKCの事務所とfreeeに強い事務所、どっちが合うんだろう』と迷いますよね。目安はこんな感じです。
| 状況の例 | 合いやすい事務所 |
|---|---|
| 毎月の数字を見ながら経営の相談もしたい | TKCの会員事務所 |
| 融資を受ける予定があり、決算書をきちんと整えたい | TKCの会員事務所 |
| 今使っているクラウド会計をそのまま続けたい | そのソフトに慣れた事務所 |
| 年に一度の確定申告だけ見てほしい | スポット対応の事務所 |
今使っているソフトを変えたくない場合は、クラウド会計に対応する事務所の探し方が参考になります。弥生を使っている方は弥生会計オンラインを税理士と共有する方法も読んでみてください。
毎月の数字を見ながら相談したい、融資や法人化を見すえて帳簿を整えたい。そんな個人事業主の方は、顧問税理士を探す時にTKCの会員事務所も候補に入れてみてください。
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よくある質問
TKCの会計ソフトだけを自分で買うことはできますか?
単体で買う形ではなく、TKC会員の税理士事務所を通じて使う仕組みです。使いたい場合は、まず会員事務所に相談してみてください。
今使っているfreeeや弥生のデータをTKCに移せますか?
移行できるかどうかや手間は、データの量や事務所の対応によって変わります。乗り換えを考えるなら、契約前に移行の方法と費用を事務所に確認しておきましょう。
TKCの事務所をやめたら、ソフトも使えなくなりますか?
事務所との契約を通じて使う仕組みなので、契約を終えると使い続けられないことがあります。やめる前に、帳簿や決算書のデータを受け取れるか確認しておくと安心です。
まとめ
- TKCの会計ソフトは、TKC会員の税理士事務所を通じて使う仕組み
- クラウド型のシリーズもあり、毎月の確認(巡回監査)とセットで使うのが基本
- 書面添付に力を入れる事務所もあるが、調査がなくなる制度ではない
- 今のソフトを続けたい人は、そのソフトに慣れた事務所の方が合いやすい




