税理士の申告遅れで延滞税が出たら?負担の考え方と対応の手順

税理士の申告遅れで延滞税が出た時の負担の考え方と対応の手順を解説する記事のアイキャッチ

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期限を過ぎてから「申告がまだでした」と税理士に言われた。そんな連絡を受けて、頭が真っ白になっている方もいるかもしれません。

結論から言うと、まず最優先は一日でも早く申告と納付を済ませることです。誰が負担するかの話し合いは、その後でも間に合います。

この記事では、延滞税と加算税の仕組みと、税理士との話し合いの進め方が分かります。

税理士の申告遅れで延滞税が出たらどうする?

先に結論

延滞税は、納付が遅れた日数に応じて自動的に増えていきます。まず申告と納付を急ぎ、そのうえで遅れた経緯をメールなど記録に残る形で税理士に確認しましょう。負担の分け方は、経緯と契約内容をもとに話し合います。

『税理士のミスなのに、なぜ自分が急がないといけないの』と思いますよね。

その気持ちは自然です。ただ、税金を納める義務があるのは納税者本人なので、税務署からの請求は本人に届きます。

延滞税は、法定納期限の翌日から納付した日までの日数で計算されます。待てば待つほど増えるので、まず手を打つのが先なんです。

国税庁が示している延滞税の割合は次のとおりです。

期間令和8年(2026年)令和7年(2025年)
納期限の翌日から2か月以内年2.8%年2.4%
2か月を超えた後年9.1%年8.7%

2か月を過ぎると割合が大きく上がるのが分かります。詳しくは国税庁 タックスアンサー No.9205 延滞税についてで確認できます。

申告遅れに気づいたら、申告と納付、経緯の確認、負担の話し合いの順に進める流れを示した図解

延滞税のほかにかかるお金はある?

実は、期限を過ぎて申告すると、延滞税とは別に「無申告加算税」がかかることがあります。

ただ、税務署の調査の連絡が来る前に自分から申告すれば、割合は5%です。調査の事前通知の後になると、割合が上がっていきます。

さらに、次の要件をすべて満たせば、無申告加算税はかかりません。

無申告加算税がかからない要件
  • 法定申告期限から1か月以内に自主的に期限後申告をしている
  • 納付すべき税額の全額を法定納期限までに納付している
  • 過去5年以内に無申告加算税や重加算税を課されておらず、この扱いも受けていない

例えば、個人事業主の確定申告は原則3月15日が期限です。期限から間もなく気づいたなら、急いで申告すれば負担を抑えられる可能性があります。

法人税の申告は、事業年度が終わった日の翌日から2か月以内が期限です。法人の場合も考え方は同じなので、気づいた時点ですぐ動きましょう。

自分のケースで加算税がかかるかどうかの判断は、税理士に確認してください。

負担は誰がする?税理士とはどう話す?

ここが大事なところです。

延滞税そのものは納税者に課されます。そのうえで、遅れの原因が税理士側にあったなら、その分の負担について話し合う余地があります。

話し合いの前に、まず経緯をはっきりさせておきましょう。

確認すること見るもの
必要な資料をいつ渡したかメールの送信日、資料の受け渡し記録
申告期限を誰が管理する約束だったか顧問契約書、業務の範囲が書かれた書面
遅れが分かった後の連絡の早さ税理士からの連絡日時

例えば、こんな話し方です。

「資料は2月の初めにお渡ししていたと思います。遅れた理由と、延滞税の扱いについて考えを聞かせてもらえますか」

「確認します。こちらの作業が遅れたことが原因なので、対応を相談させてください」

感情的にならず、事実を並べて聞くと話が進みやすくなります。話し合いで決着しない時は、弁護士など専門家への相談も考えてみてください。

同じことを起こさないためには?

一度の遅れなら、きちんと謝罪と対応があれば関係を続ける判断もあります。

ただ、期限の連絡がいつも直前、資料の催促がない、遅れても説明がない。こうしたことが重なるなら、税理士の見直しを考えるタイミングです。

乗り換えの流れは税理士変更の進め方で、期の途中で変える時の注意は期の途中で税理士を変更するには?で確認できます。

次の税理士には、期限の管理を誰がするかを最初に決めておくと安心ですよ。

自分でも、主な期限だけはカレンダーに入れておきましょう。個人なら所得税が原則3月15日、従業員がいれば源泉所得税は原則として給与を払った月の翌月10日です。

『全部任せているのに、自分でも見るの?』と感じるかもしれません。ただ、期限が近いのに連絡がない時に気づけるだけで、遅れはぐっと防ぎやすくなります。

例えば、従業員を雇い始めて源泉所得税の納付が毎月ある、法人化して申告の種類が増えた。こんな状況なら、期限の管理まで任せられる顧問税理士を探すと気持ちがずっと楽になります。

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よくある質問

税理士のミスでも延滞税は自分に請求されますか?

はい。延滞税は納税者に課されます。税理士との負担の分け方は、遅れた経緯や契約内容をもとに話し合うことになります。

期限を過ぎたら、すぐに申告した方がいいですか?

はい。延滞税は日数に応じて増え、調査の事前通知の前に自主的に申告すれば無申告加算税の割合も低く抑えられます。1か月以内の期限後申告には、加算税がかからない要件もあります。

申告が遅れた税理士とは契約を続けるべきですか?

一度の遅れで、きちんとした説明と対応があるなら続ける判断もあります。遅れや連絡不足が何度も続くなら、変更を考えるタイミングです。

まとめ

この記事の要点
  • 延滞税は日数に応じて増えるので、まず申告と納付を急ぐ
  • 自主的な期限後申告なら無申告加算税は5%で、1か月以内なら要件を満たせばかからない
  • 負担は経緯と契約内容を確認して話し合い、遅れが続くなら税理士の見直しを考える
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