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在宅で案件を受けていると、『家賃や電気代はどこまで経費にしていいんだろう』と迷う方も多いはずです。
結論から言うと、フリーランスエンジニアの税務調査で見られやすいのは、家事按分の割合とエージェント経由の報酬の計上です。
この記事では、その2つで気をつけたい所と、調査の前に用意しておきたい記録が分かります。
フリーランスエンジニアの税務調査で注意したい点は?
見られやすいのは、自宅の家賃・電気代・通信費をどんな割合で経費にしたかと、エージェントや取引先からの報酬がすべて申告されているかの2つです。按分の割合と理由をメモに残し、報酬は請求書と入金の記録で年間の合計を出せるようにしておきましょう。
エンジニアの仕事は、パソコンと回線があれば自宅でできますよね。
その分、仕事と生活の費用が混ざりやすいんです。また、報酬はエージェントや取引先の側にも支払いの記録が残っているので、申告と合わないと質問されやすくなります。
見られやすい所を表にまとめました。
| 論点 | 起きやすいこと | 用意しておきたい記録 |
|---|---|---|
| 家賃の按分 | 自宅の家賃を全額経費にしている | 間取りと作業場所、按分の理由のメモ |
| 電気代・通信費 | 生活の分も含めて経費にしている | 按分の割合と計算の方法 |
| エージェント報酬 | 月末締めの報酬を入金月で計上している | 請求書・エージェントの支払明細 |
| 複数の取引先 | 単発の案件や副業的な仕事を書き忘れる | 取引先ごとの年間の報酬合計 |
| 機材・ソフト | 私用にも使う機材を全額経費にしている | 購入の明細と使い方のメモ |

家事按分はどう説明する?
実は、按分の割合そのものに決まった数字があるわけではありません。大事なところは、その割合にした理由を説明できるかどうかです。
例えばこんな場面です。
「家賃の半分を経費にしていますが、どうやって決めましたか?」
「なんとなく、半分くらいは仕事で使っているので」
これでは説明として弱いですよね。作業部屋の広さや、仕事で使っている時間など、目に見える物差しで決めておきましょう。
決めた割合と理由をメモにして、毎年同じ考え方で計算する。これだけで説明のしやすさがかなり変わります。
機材やソフトの扱いも迷いやすい
パソコンやモニター、有料のツールは、仕事に欠かせない物ですよね。
『仕事用に買ったから全額でいい』と思いがちです。ただ、家族も使っていたり、ゲームなど私用にも使っていたりすると、按分を考えることになります。
高額な機材は、買った年に全部経費にできず、何年かに分けて経費にすることもあります。どの扱いになるかは税理士に確認してみてください。
カフェ代や勉強会の費用も聞かれやすい
作業のために使ったカフェ代や、技術書・勉強会の参加費も経費にしている方は多いですよね。
こうした支出は、仕事との関係が見えにくいと質問されやすいんです。日付と金額に加えて、何の作業や学習のためだったかを一言メモしておくと説明しやすくなります。
エージェント報酬はどう確かめる?
エージェント経由の案件では、月末で締めて翌月以降に支払われる形がよくありますよね。
12月分の報酬が翌年に入金されると、入金日で数えている人はその年の売上から抜けてしまいます。一般的には、仕事をして報酬が確定した時点を基準に考えます。
エージェントによっては、年明けに支払調書を送ってくれることもあります。手元の請求書の合計と照らし合わせて、差がないか見ておくと安心です。
『源泉徴収されているから申告は大丈夫』と思っている方もいるはずです。ただ、源泉徴収は前払いの税金のような物で、確定申告で精算が必要になることがあるんです。
- 家賃・電気代・通信費の按分の割合と理由をメモにしてある
- エージェントごとに12月分の報酬の扱いを確かめた
- 請求書の合計と支払調書を照らし合わせた
- 機材やソフトの購入明細と使い方を説明できる
調査の連絡が来たら、まず何をする?
税務調査の前には、原則として電話で事前通知があります。
税理士に頼んで税務代理権限証書を出してもらえば、調査に立ち会ってもらえます。事前に同意しておけば、通知を税理士に受けてもらうこともできます。
事前通知の前に自分から修正申告をした場合、過少申告加算税はかかりません。按分や報酬の計上がずれていたと気づいたら、早めに相談してみてください。
顧問を頼むべき時期の目安や、税理士の顧問料の目安もあわせて見てみてください。
案件が増えて請求や経費の管理が追いつかない、法人化を考えている、調査の電話が来た。こんな状況なら、顧問税理士を探しておくと開発に集中しやすくなります。
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よくある質問
自宅の家賃は何割まで経費にできますか?
決まった割合はありません。作業部屋の広さや仕事で使う時間など、説明できる物差しで決めることが大事です。自分の場合の割合は税理士に確認してみてください。
エージェントから支払調書が届かない時はどうすればいいですか?
支払調書が届かなくても、申告は自分の請求書と入金の記録で行えます。年間の報酬合計を自分で出せるようにしておきましょう。
税務調査だけを税理士に頼むことはできますか?
頼めます。税理士が税務代理権限証書を提出すれば、調査に立ち会ってもらえます。費用は事務所ごとに違うので、相談の時に確かめてみてください。
まとめ
- 見られやすいのは家事按分とエージェント報酬の計上
- 按分は割合と理由をメモにし、毎年同じ考え方で計算する
- 12月分の報酬が翌年入金になる時の扱いに注意
- 事前通知の前の自主的な修正申告なら過少申告加算税はかからない




