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仮想通貨の確定申告を税理士に頼みたいけれど、費用がいくらかかるのか分からない。取引が多い方ほど、見積もりを取るのも怖いですよね。
結論から言うと、仮想通貨の申告費用は「取引の件数」と「取引所の数」でほぼ決まります。この記事では、費用の目安と、依頼料を安く抑えるためにできることが分かります。
仮想通貨の確定申告を税理士に頼むと、費用はいくら?
仮想通貨だけの公的な料金基準や、公表された相場はありません。参考になるのは個人の確定申告の目安で、税理士ドットコムではスポットの確定申告が3万円〜、記帳代行が1仕訳50〜100円とされています。取引件数や取引所の数が多いほど、損益計算の手間が増えて費用も上がります。
『仮想通貨に詳しい税理士って、すごく高そう…』と身構える方も多いはずです。
実は、税理士の報酬には公的な基準がありません。税理士会の報酬規定は2002年に廃止され、今は税理士ごとに金額を決めているんです。
そのため、仮想通貨の申告費用は事務所によって差が出ます。参考として、税理士ドットコムが示す個人の目安を表にまとめました。
| 依頼の内容 | 目安(税理士ドットコム) |
|---|---|
| スポットの確定申告 | 3万円〜 |
| 記帳代行 | 1仕訳50〜100円 |
| 個人事業主の確定申告のみ(白色) | 5万円〜 |
| 個人事業主の確定申告のみ(青色・売上1,000万円未満) | 7万円〜 |
あくまで民間の目安で、仮想通貨の取引に絞った数字ではありません。見積もりは複数の税理士から取って比べてみてください。
費用が上がりやすいのは、どんなケース?
仮想通貨の申告で手間がかかるのは、申告書を作る所より、その前の損益計算です。国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」をもとに、つまずきやすい所を見てみましょう。

円に換えていなくても計算が必要
『円に戻してないから、まだ利益は出ていないよね?』と考える方もいますよね。
国税庁のFAQでは、仮想通貨で商品を買った時や、仮想通貨同士を交換した時も、所得の計算が必要とされています。例えば、ビットコインで別の通貨を買った場合も、手放したビットコインの分の損益を計算するんです。
こうした取引が多いほど、1件ずつの計算が増えて費用が上がりやすくなります。
取引所やウォレットが多い
国内の取引所だけなら、取引所が出す年間取引報告書を使って計算できる場合があります。国税庁も、年間取引報告書を使った計算方法を紹介しています。
一方で、海外の取引所や個人のウォレットを使っていると、履歴を自分で集めて円に直す作業が増えます。こうしたケースは、見積もりが高めに出ることが多いですよ。
取引所が途中でサービスを終えていて、履歴が取り出せないこともありますよね。そんな時は、残っている入出金の記録から追うことになるので、気づいた時点で税理士に伝えておきましょう。
取得価額の計算方法を決めていない
仮想通貨の取得価額は、「総平均法」か「移動平均法」のどちらかで計算します。国税庁のFAQでは、初めて取得した年の確定申告期限までに、評価方法の届出書を出すことになっています。
届出をしていない場合は、総平均法で計算する扱いです。どちらで計算しているか税理士に伝えられると、確認の手間が減ります。
| 状況の例 | 頼み方の目安 |
|---|---|
| 国内取引所1つで売買だけ、年間取引報告書がある | 国税庁の計算シートで自分で計算、迷う所だけ相談 |
| 国内外の取引所を複数使い、通貨同士の交換も多い | 損益計算から確定申告までスポット依頼 |
| 取引の収入が大きく、帳簿も付けている | 所得の区分も含めて顧問契約を検討 |
所得の区分は原則として雑所得です。ただ、その年の仮想通貨取引の収入金額が300万円を超え、帳簿書類を保存している場合は、原則として事業所得になるとされています。どちらに当たるかは税理士に確認してみてください。
依頼料を安く抑えるコツ
費用を抑えるコツは、「税理士にしかできない所だけ頼む」ことです。具体的には、次の順番で進めてみてください。
- 使った取引所とウォレットを全部書き出す
- 取引所ごとに年間の取引履歴をダウンロードする
- 国内取引所の年間取引報告書もそろえる
- 国税庁の計算シートなどで、できる範囲の損益を自分で出してみる
- 2社以上の税理士に、取引件数と取引所の数を伝えて見積もりを取る
ここが大事なところで、履歴がそろっているだけでも作業量はかなり減ります。国税庁は、総平均法用と移動平均法用の「暗号資産の計算シート」も公開しています。
見積もりの場面では、こんなふうに伝えると話が早いです。
「国内2か所と海外1か所の取引所で、年間の取引はおよそこのくらいの件数です」
「履歴のCSVがあれば、損益計算から申告まで、この金額でお受けできます」
件数を先に伝えておくと、あとで追加料金が出る心配も減りますよ。
早めに頼むのも節約になる
所得税の確定申告は、原則として翌年2月16日から3月15日までです。令和8年分の期限は、令和9年3月15日になります。
申告期限の直前は、税理士も忙しくなります。『3月に入ってから探せばいいか』と思いがちですが、年内に相談しておくと落ち着いて見積もりを比べられます。
申告を忘れると、無申告加算税や延滞税がかかることもあります。自主的に期限後申告をした場合でも無申告加算税は5%かかるので、早めの準備が結局は節約になるんです。
自分で申告するか、税理士に頼むかの考え方
『そもそも税理士に頼むほどの取引なのかな?』と迷う方もいますよね。
国内取引所1つで売買だけなら、計算シートを使って自分で申告する方も多いです。一方、取引所が多い、通貨同士の交換やNFTの売買もしている、という方は、計算を任せた方が時間の節約になります。
また、仮想通貨の雑所得で出た損失は、給与など他の所得から差し引けません。『損したから申告しなくていいよね』と自己判断せず、他の所得との関係も含めて相談してみてください。
丸投げした時に、どこまでの作業をしてもらえるかは仮想通貨の確定申告を丸投げする時の範囲で詳しく紹介しています。FXもしている方はFXに強い税理士の選び方もあわせて読んでみてください。
取引所が3つ以上ある、通貨同士の交換が多い、去年の申告をしていない。こんな方は、仮想通貨の申告に慣れた税理士を探しておくとぐっと楽になります。
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継続して取引が大きい方は、顧問契約を考える場面も出てきます。顧問料の決まり方は税理士の顧問料相場を参考にしてみてください。
よくある質問
仮想通貨の確定申告を代行してもらう費用は、経費になりますか?
仮想通貨の所得を計算するための費用として扱えるかどうかは、状況によって判断が分かれます。判断は依頼する税理士に確認してみてください。
取引件数が多いと、費用はどのくらい上がりますか?
公表された仮想通貨専用の相場は無く、事務所によって料金の決め方が違います。見積もりの時に、取引件数と取引所の数を具体的に伝えて比べるのが確かです。
安い税理士を選んでも大丈夫ですか?
料金だけでなく、仮想通貨の申告を扱った経験があるかも見ておきましょう。海外取引所や通貨同士の交換に対応できるかを、面談で聞いてみるのがおすすめです。
まとめ
- 仮想通貨の申告費用に公的な基準は無く、個人の確定申告の目安が参考になる
- 費用を左右するのは、取引件数・取引所の数・交換の多さ
- 履歴と年間取引報告書をそろえ、できる計算は自分で進めると依頼料を抑えやすい
- 見積もりは件数を伝えて2社以上から取り、早めに相談する





