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施術の合間に会計をして、閉店後にまとめて売上を付ける。エステサロンだと、そんな日も多いですよね。
結論から言うと、エステサロンの税務調査では「予約台帳と売上の記録がつながっているか」が焦点になりやすいです。この記事では、照らし合わせで見られやすい所と、今から整えておきたい記録を紹介します。
エステサロンの税務調査で見られやすい点は?
エステサロンの調査では、予約台帳に載っている施術と、現金・カード決済の売上が合っているかを確かめられやすいです。あわせて、回数券やコース代の前受け、化粧品の物販と在庫も見られます。予約、会計、入金の記録を同じ日付でそろえておくことが備えになります。
エステは予約制のお店が多く、誰がいつ来たかの記録が残りやすい業種なんです。
その分、予約の件数に比べて売上が少ないと、理由を聞かれやすくなります。
| 見られやすい点 | 漏れやすい場面 | 備えておく記録 |
|---|---|---|
| 現金の施術代 | 予約外の飛び込み客を書き忘れる | 日ごとのレジ締めと会計の控え |
| カード・QR決済 | 手数料を引いた入金額だけを売上にする | 決済サービスの売上明細 |
| 予約台帳 | キャンセルや当日の変更を消してしまう | キャンセルの理由が分かる予約履歴 |
| 回数券・コース代 | 受け取った時と施術の時がずれる | 販売日と残り回数の一覧 |
| 化粧品の物販 | 施術代と一緒に会計して区別がない | 物販の売上と在庫の数 |
予約台帳と売上、回数券はどう記録する?
予約システムやアプリの履歴は、調査の時に売上の裏付けとして見られることがあります。
例えば、ある日の予約が8件なのに、売上が6件分しかない。こんな日があると『この2件はどうなったの?』と聞かれますよね。

キャンセルや無料施術はメモを残す
当日キャンセルや、モニター施術・お試しで無料にした分は、予約台帳だけ見ると売上の漏れに見えてしまいます。
予約履歴を消さずに残し、「キャンセル」「無料体験」と一言メモしておきましょう。それだけで説明しやすさがかなり変わります。
例えば、調査でこんなやり取りになることもあります。
「この日の15時の予約は、売上に入っていないようですが」
「お客さまの体調の都合で当日キャンセルになりました。予約履歴にメモがあります」
カード決済は手数料と入金日を分ける
カードやQR決済は、手数料を引いた額がまとめて振り込まれることが多いですよね。
入金額だけを売上にすると、決済サービスの売上明細とずれてしまいます。明細の売上総額を売上にして、差額が手数料だと分かるようにしておきましょう。
回数券やコース代、物販の在庫も見られる?
エステならではの論点が、回数券やコース代の前受けです。『先にもらったお金だし、全部その月の売上でいいよね』と考える方もいるはずです。
ただ、受け取った時と施術をする時がずれるので、どの時点で売上にするかは考え方が分かれます。販売日と残り回数の一覧を作り、扱い方を税理士と一度決めておくと迷いません。
- 日ごとのレジ締めと会計の控え
- 予約システムの履歴(キャンセルを含む)
- 決済サービスの売上明細と入金明細
- 回数券・コースの販売日と残り回数の一覧
- 化粧品の仕入れ伝票と月末の在庫数
化粧品やホームケア用品の物販は、仕入れと在庫の数が売上と合っているかを見られます。サロンで使った分、自分で使った分、試供品にした分は、日付と数をメモしておきましょう。
スタッフに業務委託で施術をお願いしている場合は、給与と外注のどちらに当たるかも確かめられやすい点です。判断は税理士に確認してみてください。
調査の連絡が来たら?税理士に頼むタイミングは
税務調査の前には、原則として事前通知があります。方法は原則として電話で、何日前に連絡するかは法令で決まっていません。
施術中で電話に出られないこともありますよね。連絡があったら、早めに折り返して日程を相談しましょう。税理士にはこう伝えてみてください。
「税務署から調査の連絡がありました。予約制のエステサロンで、現金とカードの両方で会計しています。立ち会ってもらえますか?」
税理士が立ち会うには、税務代理権限証書を税務署に出しておく必要があります。また、事前通知の前に自分から修正申告をすれば、過少申告加算税はかかりません。
一人サロンで記帳を自分で回せるなら、確定申告のスポット依頼から始められます。スタッフが増えた、2店舗目を考えている、という段階なら顧問税理士がいると楽です。顧問料の目安は税理士の顧問料相場に、物販の在庫の数え方は小売業の税務調査の注意点にまとめています。
予約と売上の照らし合わせに自信がない、調査の連絡が来て不安。そんな時は、サロンの帳簿を見ている税理士に相談しておくと心強いです!
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よくある質問
紙の予約ノートしかありませんが、大丈夫ですか?
紙でも、日付ごとに残して会計の控えとつながっていれば記録として使えます。書き直しや破棄はせず、そのまま保存しておきましょう。
友人や家族への施術を無料にした分はどうなりますか?
無料にした事実が分かるよう、予約台帳にメモを残しておくのがおすすめです。扱い方は税理士に確認してみてください。
自宅サロンでも調査は来ますか?
自宅サロンでも、事業として売上があれば調査の対象になりえます。家賃や光熱費を経費にしている場合は、仕事に使う割合の根拠も残しておきましょう。
まとめ
- エステサロンの調査では、予約台帳と売上のつながりが焦点になりやすい
- キャンセルや無料施術は予約履歴にメモを残す
- カード決済は売上総額と手数料を分けて記録する
- 回数券・コース代と物販の在庫は一覧で管理する





