不動産の税理士無料相談で大家さんが聞くべきことと顧問の選び方

不動産の税理士無料相談で大家さんが聞くべきことと顧問の選び方を解説する記事のアイキャッチ

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アパートやマンションを貸していて、『この経費は落ちるの?』『そろそろ税理士に頼むべき?』と迷っている大家さんは多いはずです。

結論から言うと、無料相談は「今の自分に顧問税理士が要るか」を見極める場として使うのがおすすめです。聞くことを決めてから行くと、短い時間でも答えがはっきりします。

この記事では、無料相談の窓口の種類と、大家さんが聞くべきこと、顧問税理士の選び方が分かります。

大家さんは税理士の無料相談をどう使えばいい?

先に結論

無料相談では、自分の賃貸経営が「事業的規模」に当たるか、青色申告の控除をどこまで使えるか、顧問を付けた方がよい状況かの3つを聞いてみてください。物件が増える予定がある、法人化を考えている、という大家さんは、無料相談の後に顧問税理士を探すと楽になります。

無料相談で税金の具体的な計算までしてもらうのは、時間的に難しいことが多いですよね。だからこそ、方向性を決める場と割り切るのがコツなんです。

大家さんが使える主な無料相談の窓口

窓口どんな相談に向くか押さえておきたいこと
税理士会の無料税務相談申告の基本的な疑問2月23日の税理士記念日を中心に実施。条件は各税理士会に確認
電話による税務相談室気軽な一般的な質問日本税理士会連合会と日本税務研究センターの連携で運営
税理士事務所の初回面談顧問を頼むかどうかの判断初回を無料にしている事務所もある。費用は事前に確認
税理士紹介サービス自分に合う税理士探し条件を伝えて税理士を紹介してもらう

税理士会の相談会の情報は、日本税理士会連合会「税理士会の相談会に行ってみる」で確認できます。利用条件や相談時間は会ごとに違うので、事前に問い合わせておきましょう。

大家さんが税理士の無料相談で聞きたい3つのことを表した図解

無料相談で大家さんが聞くべきこと

ここが大事なところです。賃貸経営の税金は、物件の数や貸し方で扱いが変わります。

自分の貸付けは「事業的規模」か

国税庁の説明では、建物の貸付けは、アパートなどなら独立した室数がおおむね10室以上、一戸建てならおおむね5棟以上であれば、原則として事業として行われているものとして扱われます。

詳しくは国税庁 タックスアンサー「事業としての不動産貸付けとそれ以外の不動産貸付けとの区分」で確かめられます。

『うちは8室だから関係ないかな』と思いますよね。ただ、事業的規模かどうかで、家族への給与を経費にできるか、青色申告特別控除がいくらになるかが変わるんです。

青色申告の控除をどこまで使えるか

事業的規模の貸付けで、複式簿記で記帳するなどの要件を満たすと、最高55万円の青色申告特別控除を受けられます。さらに電子帳簿保存かe-Taxでの申告をすれば65万円です。

事業的規模に当たらない場合、控除額は最高10万円になります。どちらに当たるかで節税の考え方が変わるので、無料相談で確認しておきたいところです。

家族への給与や修繕費の扱い

青色申告の事業専従者給与は、事業として行われている貸付けでなければ使えません。家族に管理を手伝ってもらっている大家さんは、ここを聞いておくと安心です。

例えば、相談の場ではこんなやりとりになります。

「妻に入居者対応をしてもらっているので、給与を払いたいんです」
「まず今の室数を教えてください。事業的規模かどうかで扱いが変わりますので」

修繕費として一度に経費にできるか、何年かに分けて経費にするかも、大家さんからよく出る質問です。個別の判断になるので、物件の写真や見積書を持っていくと話が早いですよ。

無料相談に持っていく物

相談前にそろえておきたい物
  • 物件ごとの家賃収入が分かる通帳や管理会社の明細
  • 去年の確定申告書の控え
  • 物件の購入時の契約書と、借入れの返済予定表
  • 修繕や設備交換の請求書・見積書
  • 聞きたいことを3つまでに絞ったメモ

将来の売却や相続についても聞いておく

物件を持ち続ける大家さんほど、いずれ売却や相続の話が出てきますよね。今の申告とは別の税金なので、早めに全体像だけでも聞いておくと安心です。

例えば土地や建物を売った時の税金は、売った年の1月1日時点で所有期間が5年を超えているかどうかで税率が変わります。長期なら所得税15%と住民税5%、短期なら所得税30%と住民税9%です。

相続税には、3,000万円に600万円と法定相続人の数をかけた額を足した基礎控除があります。遺産がこの額以下なら申告も納税も要りません。

『売るなら来年の方がいいの?』『子どもに相続税がかかるかな』といった疑問は、物件の資料をそろえて税理士に聞いてみてください。

無料相談の後、顧問税理士に切り替える目安

『毎年自分で申告しているし、顧問なんて大げさかな』という大家さんもいるはずです。実は、顧問を付けるかどうかは物件の数と今後の予定で決めるのが現実的なんです。

大家さんの状況向いている頼み方
区分マンション1〜2戸を貸している自分で申告か、確定申告だけスポット依頼
事業的規模に近づいてきた青色申告の切り替えも含めて顧問を検討
物件を買い増す予定がある購入前から相談できる顧問契約
法人化や相続対策を考えている不動産と法人の両方に慣れた顧問税理士

税理士の報酬に公的な基準はありません。税理士ドットコムが示す目安では、売上1,000万円未満の個人事業主で毎月訪問の顧問料が20,000円〜、6か月に一度なら10,000円〜、確定申告料が80,000円〜とされています。民間の目安なので、物件数や記帳の量で変わります。

料金の決まり方は税理士の顧問料相場で詳しく解説しています。

大家さんに合う顧問税理士の選び方

大家さん専門をうたう税理士でなくても、不動産の顧問先が多ければ頼りになります。面談では、次のような点を聞いてみてください。

  • 賃貸経営の顧問先を今も持っているか
  • 物件を買う前の試算や、借入れの相談にも乗ってくれるか
  • 将来の売却や相続まで見据えた話ができるか
  • 連絡手段や面談の頻度が自分に合うか

相談先が本当に税理士かどうかは、日本税理士会連合会の税理士情報検索サイトで確かめられます。税理士や税理士法人は、事務所の所在地を管轄する税理士会に所属し、日税連に登録されています。

賃貸の管理会社や不動産会社にも税金の話を聞けることはありますよね。ただ、具体的な税額の計算や申告書づくりを頼めるのは税理士なので、そこは分けて考えておきましょう。

物件を増やしたい、家族に管理を手伝ってもらっている、確定申告の時期に毎年慌てている。こうした大家さんは、顧問税理士を探しておくとぐっと楽になります。

税理士ドットコム

あなたの業種・規模に合う顧問税理士を無料で紹介

記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

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(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)

不動産所得の申告を頼む時の費用をもっと詳しく知りたい方は、不動産所得の確定申告を頼む報酬相場もあわせて読んでみてください。

よくある質問

不動産の税金を税理士に無料で相談できますか?

税理士会の無料税務相談や電話による税務相談室、初回無料の税理士事務所などがあります。利用条件は窓口ごとに違うので、事前に確認しておきましょう。

大家さんでも税理士に頼むべきですか?

物件が少なく申告がシンプルなら、自分で申告している方もいます。事業的規模に近づいた、物件を買い増す、法人化を考えている、という時は顧問を検討してみてください。

事業的規模でないと青色申告はできませんか?

青色申告そのものはできますが、事業的規模でない場合の青色申告特別控除は最高10万円になります。自分のケースは税理士に確認しておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 無料相談は「顧問税理士が要るか」を見極める場として使う
  • 室数おおむね10室以上か5棟以上かで、事業的規模の扱いが変わる
  • 青色申告の控除額や家族への給与は、事業的規模かどうかで変わる
  • 物件の買い増しや法人化を考えるなら、不動産に慣れた顧問税理士を探す
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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