ハンドメイド作家の税理士の選び方と副業の段階から頼む売上の目安

ハンドメイド作家の税理士の選び方と頼む目安を解説する記事のアイキャッチ

当サイトは国税庁・日本税理士会連合会などの公開情報をもとに編集部が執筆しています。記事内のサービス紹介には広告を含みます。

作品が少しずつ売れるようになって、『これって申告しないといけないのかな』と気になり始めていませんか。

結論から言うと、ハンドメイドで税理士に頼むかどうかは、売上の金額よりも「自分で帳簿と申告ができるか」で決めるのがおすすめです。

この記事では、作家活動で税金の迷いが出やすい所と、副業の段階からの頼み方の目安が分かります。

ハンドメイド作家は売上がいくらになったら税理士に頼む?

先に結論

「売上がいくらなら税理士」という公的な線はありません。材料や在庫の管理が追いつかない、販売先が増えて売上の把握が大変、開業や法人化を考えている。このどれかに当てはまったら、税理士に相談するタイミングです。

『まだ副業だし、税理士なんて大げさかも』と感じる方も多いはずです。

そう思うのは自然です。ただ、作家活動は材料や作りかけの作品が絡むので、思ったより帳簿が複雑になることがあるんです。

段階ごとの頼み方は、こんなイメージです。

あなたの状況おすすめの頼み方
会社員の副業で、販売サイト1つで少し売れる自分で申告。迷う点だけ相談
販売サイトやイベントなど売る場所が増えた確定申告をスポットで依頼
本業になり、材料の仕入れや外注が増えた顧問契約で毎月の記帳と相談
法人化やお店の出店を考えている顧問契約で早めに相談

同じように個人で作品を売る仕事の例として、カメラマンの税理士の選び方も参考になります。

ハンドメイド作家ならではの税金の論点

作品づくりには、ほかの副業にはない事情があります。

ハンドメイド作家が税理士に相談しやすい税金の論点を3つにまとめた図解

材料費と作りかけの作品

まとめ買いした布やビーズが年末に残っていることって、よくありますよね。

買った材料をその年に全部経費にしていいのか、残った分は在庫にするのか。完成したけれど売れていない作品の扱いも含めて、迷いやすい所です。

「材料は買った時に全部経費にしていました」
「量が多いなら、年末に残っている分を数えておくと安心ですよ」

扱い方は量や使い方で変わるので、判断は税理士に確認してみてください。

販売サイトの手数料と送料

販売サイトでは、売上から手数料や振込手数料が差し引かれて入金されることが多いですよね。

入金額だけを売上にすると、実際の売上より小さくなってしまいます。売上と手数料は分けて記録しておきましょう。送料や梱包材も経費として残しておくと、後でまとめやすくなります。

自宅を作業場にしている時

自宅の一角で作業していると、家賃や電気代の一部を経費にしたくなりますよね。

ただ、どの割合で経費にするかは、作業に使っている広さや時間など、説明できる根拠が必要です。

例えば、ミシンや作業台を置いた部屋を作業専用にしているなら、その広さを根拠にしやすくなります。根拠をメモしておくと、後で聞かれた時も説明できますよ。

イベント出店の現金売上

手作り市やイベントでの販売は、現金でのやり取りが中心になりがちです。

その日の売上をメモしておかないと、あとで思い出せないことも。出店ごとに売上と出店料をノートやアプリに残しておくと、申告の時に慌てずに済みます。

確定申告の時期は早めに準備を

所得税の確定申告は、原則として翌年2月16日から3月15日までです。令和8年分なら、納期限は令和9年3月15日になります。

イベントの多い年末から年明けにかけては、制作と販売で手いっぱいになりがちですよね。申告を忘れて期限を過ぎると、無申告加算税がかかることがあります。

税務署からの調査の連絡が来る前に自分から期限後申告をした場合でも、割合は5%です。期限から1か月以内で一定の要件を満たせば、かからないこともあります。慌てないためにも、12月のうちに帳簿をそろえておきましょう。

ハンドメイド作家に合う税理士の選び方

『作家活動を分かってくれる税理士なんているの?』と不安になりますよね。

相談する前に確かめたいこと
  • 個人事業主や副業の申告を多く扱っているか
  • 材料や在庫の扱いを、分かりやすく説明してくれるか
  • 販売サイトの売上データを、どんな形で渡せばよいか決めてくれるか
  • スポット依頼から始めて、後で顧問契約に切り替えられるか

税理士の報酬は各事務所が自由に決めています。税理士ドットコムが示す目安では、個人事業主の確定申告のみは白色で5万円から、青色で売上1,000万円未満なら7万円からとされています。顧問契約なら税理士の顧問料相場も見てみてください。

売れる数が増えて、作品づくりより帳簿の時間が長くなってきた。開業や法人化を考え始めた。そんな状況なら、個人事業主の申告に慣れた税理士を探すと、制作に時間を使えるようになります。

税理士ドットコム

あなたの業種・規模に合う顧問税理士を無料で紹介

記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

紹介料無料税理士ドットコムで顧問税理士を紹介してもらう

(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)

よくある質問

副業のハンドメイドでも確定申告は要りますか?

所得の金額や働き方によって申告が必要かどうかが変わります。自分が当てはまるか分からない時は、税理士や税務署に確認してみてください。

材料費はどこまで経費になりますか?

作品づくりに使った材料は経費になります。年末に残っている材料や売れていない作品の扱いは量や状況で変わるので、判断は税理士に確認しましょう。

いきなり顧問契約をしないといけませんか?

いいえ、確定申告だけをスポットで頼む方法もあります。売上や作業量が増えてきたら、顧問契約に切り替えるか考えてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 売上がいくらなら税理士という公的な線はない
  • 材料や作りかけの作品、販売サイトの手数料が迷いやすい
  • 自宅作業の経費は説明できる根拠を持っておく
  • 副業ならスポット依頼から始めて、増えてきたら顧問契約へ
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

個人事業主・フリーランス・会社経営者が、自分の状況に合った顧問税理士を探せるよう、公的機関の公開情報をもとに費用・探し方・頼める範囲を解説しています。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!