花屋の税理士の選び方と仕入れロスが多い店の会計を任せる時の注意

花屋の税理士の選び方と仕入れロスが多い店の会計を任せる時の注意を解説する記事のアイキャッチ

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毎朝市場で仕入れて、売れ残った花は数日で処分する。花屋の会計は、この「捨てる分」の扱いで悩む方が多いですよね。

結論から言うと、ロスが多い店ほど、廃棄と在庫の記録の付け方を一緒に考えてくれる税理士を選ぶのが大事です。この記事では、花屋の会計で気を付けたい点と、税理士への任せ方を見ていきます。

花屋に税理士は要る?まず結論から

先に結論

店頭売りだけの小さな店で、記帳を自分で回せるなら、確定申告だけのスポット依頼から始められます。葬儀社や式場との掛け取引、スタッフの雇用、2店舗目の出店が出てきたら、顧問契約を考えてみてください。

花屋のお金の動きは、見た目以上に複雑なんです。

市場での現金仕入れ、店頭での現金・キャッシュレス売上、法人からの月末払い。入り口と出口がいくつもありますよね。

店の状況の例おすすめの頼み方理由
店頭販売が中心、家族だけで営業自分で申告+迷った点だけ相談取引の種類が少なく記帳しやすい
ネット注文や配達が増えてきた確定申告のスポット依頼年1回まとめて確認してもらえば足りる
葬儀社・式場と取引、スタッフを雇用、法人化を検討顧問契約掛け売りの管理や給与計算が毎月発生する

仕入れロスや掛け売りがある店の会計で気を付けたいこと

ここが花屋ならではのところです。生花は日持ちしないので、仕入れた量と売れた量の差が大きくなりがちです。

『捨てた花の記録なんて、いちいち付けていられない』と思いますよね。ただ、売上に比べて仕入れが多すぎるように見えると、理由を聞かれた時に説明に困ります。

花屋の仕入れロスと在庫を記録する時のポイントをまとめた図解

廃棄は日付と量だけでもメモしておく

完璧な記録でなくても大丈夫です。「○月○日 バラ○本 廃棄」のように、日付と品目と量が分かればかなり違います。

処分した花の写真をスマホで撮っておく方法もあります。続けやすいやり方を選んでみてください。

決算の日の在庫を数えておく

年末や決算日に、売り物として残っている花や鉢物、資材を数えておきましょう。

生花は量が少なくても、鉢物やラッピング資材、花器は意外と金額がかさむことも。どこまで在庫として数えるかは、税理士と一度決めておくと迷いません。

自宅用・お供え用に持ち帰った花

売れ残りを自宅に飾ったり、お供えに使ったりすることもありますよね。

こうした私的に使った分の扱いは、店によって考え方が分かれる所です。判断は税理士に確認してみてください。

葬儀・イベントの掛け売りはどう管理する?

葬儀社や式場、企業からの注文は、納品して月末にまとめて請求する形が多いですよね。

『花を届けたら、それで終わり』という感覚になりがちですよね。ただ、この場合は納品した時点と入金の時点がずれます。請求書の控えと入金を突き合わせて、未入金がないかを毎月確かめておくのがおすすめです。

毎月そろえておきたいもの
  • 市場や問屋の仕入れ伝票・請求書
  • 店頭売上のレジ締めと入金明細
  • 法人向けの請求書の控えと入金記録
  • 廃棄のメモと決算日の在庫表

ネット注文と配達の売上も分けて見る

最近はネット注文やSNS経由の予約、配達つきの注文も増えていますよね。

ネットショップの売上は、手数料や送料が引かれた金額で振り込まれることがあります。入金額だけを売上にすると、本来の売上と手数料の両方が抜けてしまうことも。

販売サイトの売上明細と入金額を並べて、差額が手数料や送料だと分かるようにしておきましょう。

繁忙期の臨時スタッフの給与

母の日や年末、卒業・入学シーズンなど、花屋には人手が一気に要る時期があります。

『数日だけ手伝ってもらうから、記録はいいかな』と考えがちです。ただ、短期のアルバイトでも給与を払ったら、支払った日と金額、源泉徴収の有無を残しておく必要があります。

給与を払う人数が常時10人未満なら、源泉所得税を半年分まとめて納める納期の特例もあります。使えるかどうかは税理士に聞いてみてください。

取引先の法人からインボイスを求められることもあります。登録の要否は売上の相手によって変わるので、早めに相談しておくと安心です。

花屋に合う税理士の選び方

選ぶ時は、在庫を持つ小売業を見ているかどうかを確かめるのが近道です。

面談では、こんなふうに聞いてみてください。

「生花の廃棄が多いのですが、記録はどこまで付ければいいですか?」

「葬儀社への月末請求の管理も、一緒に見てもらえますか?」

具体的なやり方まで答えてくれる人なら、任せやすいはずです。

費用は、税理士ドットコムが示す公表値で、個人事業主の顧問契約は売上1,000万円未満で毎月20,000円から、1,000万〜3,000万円未満で毎月25,000円からが目安とされています。民間の目安なので、見積もりで確かめてみてください。詳しくは税理士の顧問料相場にまとめています。

在庫の扱いが大事になる業種という点では、中古車販売の税理士の選び方も近い考え方です。開業まもない時期の判断は顧問を頼むべき時期の目安も参考にしてみてください。

掛け売りの取引先が増えてきた、スタッフを雇って給与計算が必要になった。そんな状況なら、花屋の事情を分かってくれる顧問税理士を探しておくと、毎月の負担がかなり軽くなります。

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記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

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よくある質問

廃棄した花は経費になりますか?

仕入れた花の代金は、売れずに処分した分も含めて仕入れとして扱うのが一般的です。決算日の在庫の数え方とあわせて、税理士に確認してみてください。

母の日など繁忙期だけ相談することはできますか?

スポットで相談を受けてくれる税理士もいます。繁忙期に臨時のスタッフを雇うなら、給与の扱いもあわせて聞いておくと安心です。

花屋の税理士は花業界に詳しい人でないとだめですか?

業界経験は必須ではありません。在庫を持つ小売業や、現金売上の多い店を見ているかを重視して選ぶとよいです。

まとめ

この記事の要点
  • 店頭売り中心ならスポット依頼、掛け売りや雇用が出てきたら顧問契約を考える
  • 廃棄は日付・品目・量だけでもメモし、決算日の在庫を数えておく
  • 法人向けの請求と入金は毎月突き合わせる
  • 在庫を持つ小売業に慣れた税理士を選ぶ
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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