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神田で商売を続けていると、『帳簿付けが後回しになって、決算前にまとめて慌てる』という方も多いはずです。
結論から言うと、神田の卸問屋や老舗の飲食店が税理士事務所を選ぶなら、「自分の業種の記帳に慣れているか」を最初に確かめるのが近道です。この記事では、業種ごとに記帳でつまずきやすい所と、頼む時の費用の目安が分かります。
神田の税理士事務所はどう選べばいい?
神田で税理士事務所を選ぶ時は、事務所の大きさや駅からの近さより、「卸売の掛取引や在庫」「飲食店の現金売上や従業員の給与」のように、あなたの業種の記帳を日常的に扱っているかを見ると失敗しにくいです。
神田は、内神田・外神田・神田須田町・岩本町のあたりまで、古くからの問屋や商店、飲食店が今も多い街ですよね。代替わりしながら何十年も続いているお店も珍しくありません。
そうしたお店ほど、帳簿のやり方が昔のまま残っていることがあるんです。手書きの台帳や紙の伝票が中心で、『先代からずっとこのやり方だから』と変えにくいこともあります。
ただ、インボイス制度が始まってからは、請求書や領収書の扱いが細かくなりました。記帳を一人で抱えるのが大変になったと感じる方も増えています。
例えばこんな相談がよくあります。
「伝票は全部とってあるんですが、どこから手を付ければいいか分からなくて」
「まずは1か月分を一緒に分けてみて、毎月の流れを決めましょう」
こう答えてくれる事務所なら、今のやり方を急に全部変えずに済みますよね。
神田の管轄の税務署と相談先
国税庁の案内では、神田税務署の所在地は千代田区神田錦町3丁目3番地です。管轄は「千代田区のうち神田地区」で、管轄の町名一覧には内神田1〜3丁目、外神田1〜6丁目、岩本町1〜3丁目、神田神保町1〜3丁目、神田須田町1・2丁目などが並んでいます。
同じ千代田区でも、神田地区かどうかで税務署が変わる点は覚えておきましょう。
無料で相談できる窓口
東京税理士会の相談窓口のご案内によると、同会の「納税者支援センター」では、税務や会計の相談に無料で同会の税理士が応じています。日本税理士会連合会と連携した電話の税務相談室もあります。
東京税理士会の支部一覧を見ると、神田支部は千代田区神田神保町2-22-3にあります。
『いきなり顧問契約はハードルが高い』という方は、まず無料の窓口で疑問を一つ聞いてみるのもいい方法です。利用の条件は窓口ごとに違うので、事前に確かめておきましょう。
卸問屋と老舗飲食店、記帳でつまずく所はどこ?
同じ神田のお店でも、業種によって記帳で困る所はまったく違います。代表的な2つを比べてみますね。
| 比べる点 | 中小の卸問屋 | 老舗の飲食店 |
|---|---|---|
| 売上の入り方 | 掛け売りが中心で、入金は後から | 現金やキャッシュレスがその日に入る |
| よく出る悩み | 売掛金・買掛金の残高が合わない | レジの売上と帳簿の金額がずれる |
| 在庫 | 決算時の棚卸しの金額が大きい | 食材の棚卸しは量が少なめでも手間 |
| 給与 | 少人数の社員の給与計算 | アルバイトが多く、源泉徴収の手間がかかる |
| インボイス | 取引先ごとの請求書の確認が多い | 細かい仕入れの領収書が多い |
卸問屋は「掛け」と「在庫」が山場
卸売の場合、売上を立てるのは納品した時で、お金が入るのは翌月以降ということがよくありますよね。ここを入金の日で付けてしまうと、売掛金の残高がずれていきます。
決算では、倉庫に残っている商品の棚卸しも欠かせません。『在庫を数えるのは年に一度だけ』というお店ほど、決算前に時間が取られがちです。
飲食店は「毎日の売上」と「給与」が山場
飲食店は、毎日のレジ締めの数字をそのまま帳簿に移せるかがポイントです。現金とキャッシュレスが混ざると、入金日がずれて合わなくなることも。
従業員を雇っているお店は、給与から差し引いた源泉所得税を、原則として支払った月の翌月10日までに納めます。給与を払う人が常時10人未満なら「納期の特例」を使って、1〜6月分を7月10日、7〜12月分を翌年1月20日にまとめて納めることもできます。
インボイスの「少額特例」も、細かい仕入れが多いお店には関係があります。基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れならインボイスがなくても帳簿の保存だけで仕入税額控除ができます。期間は令和11年9月30日までです。自分のお店が当てはまるかは、税理士に確認してみてください。

記帳代行を頼むと費用はいくら?
まず知っておきたいのは、税理士の報酬には公的な基準がないことです。税理士会の報酬規定は平成14年(2002年)3月31日で廃止され、いまは事務所ごとに金額が決まります。
民間の目安として、税理士ドットコムが示している金額は次のとおりです。
- 法人の顧問料(毎月の面談)は、年間売上1,000万円未満で25,000円〜、1,000万〜3,000万円未満で30,000円〜
- 記帳代行を付けると、年間売上5,000万円未満で月5,000円〜、5,000万円以上で月10,000円〜の上乗せ
- スポットの記帳代行は1仕訳50〜100円
統計ではなく目安なので、伝票の量や整理の状態で金額は変わります。『うちは伝票がぐちゃぐちゃだから高くなりそう』と心配な方もいるかもしれませんね。
頼み方は業種と体制で変わる
例えば、年商5,000万円前後で社員が数人いる卸の会社なら、入力は社内の事務担当が続けて、月に一度の数字のチェックと決算を頼む形が考えられます。在庫の数え方だけは、最初の決算で一緒に決めておくと翌年から楽です。
一方で、家族で営む個人の飲食店なら、売上と仕入れの記帳から確定申告までまとめて任せた方が、仕込みや営業に時間を回せますよね。
実は、最初の数か月だけ記帳を任せて、慣れてきたら社内で入力に切り替える頼み方もあります。顧問料の決まり方は税理士の顧問料相場で詳しく見られます。
- あなたと同じ業種の記帳を担当したことがあるか
- 紙の伝票のまま渡してもいいか、会計ソフトへの入力が要るか
- 記帳代行を頼む場合、月にいくら上乗せになるか
- 棚卸しや給与計算も頼めるか、別料金か
- 代替わりや法人化の相談にも乗ってもらえるか
代替わりを控えているお店なら、事業の引き継ぎの相談ができるかも聞いておくと安心です。
番頭さんのように帳簿を見てきた人が引退する、売上が増えて記帳が追いつかない、そんな時期のお店は、業種に慣れた顧問税理士を紹介してもらうと探す手間が省けます。
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記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。
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よくある質問
神田の会社なら、神田の税理士事務所に頼む方がいいですか?
近い方が書類の受け渡しは楽ですが、こだわる必要はありません。伝票を郵送やスキャンで受け付けている事務所も多いので、業種に慣れているかを優先して選んでみてください。
古い帳簿のやり方のままでも、税理士は引き受けてくれますか?
引き受けてくれる事務所は多いです。ただ、手書きの台帳から会計ソフトに切り替えるかどうかで費用や手間が変わるので、面談で今のやり方をそのまま見せて相談するのがおすすめです。
記帳だけ頼んで、申告は自分でできますか?
記帳だけを引き受けるか、申告まで含めた契約にするかは事務所ごとに違います。自分で申告する場合も、判断に迷った所だけ相談できるかを見積もりの時に聞いておきましょう。
まとめ
- 神田で税理士事務所を選ぶなら、あなたの業種の記帳に慣れているかを最初に見る
- 神田地区は神田税務署(千代田区神田錦町)の管轄で、東京税理士会の無料相談窓口もある
- 卸問屋は掛取引と在庫、飲食店は毎日の売上と給与の源泉徴収が記帳の山場
- 記帳代行の費用は民間の目安で月5,000円〜の上乗せなど、量と状態で変わる
他の地域の事情も見たい方は、問屋街が近い台東区の税理士選びや、東京の税理士の探し方もあわせてどうぞ。




