当サイトは国税庁・日本税理士会連合会などの公開情報をもとに編集部が執筆しています。記事内のサービス紹介には広告を含みます。
栄や錦でお店を営んでいたり、名古屋に支店を出したばかりだったりして、『とりあえず中区の税務署に聞きに行こうか』と考えている方も多いはずです。
結論から言うと、手続きの一般的な質問なら税務署で足ります。ただ、毎日の現金管理や支店の給与の事務は、税務署では決めてもらえないところなんです。
この記事を読めば、名古屋市中区の税務署の場所と使い方、顧問税理士に頼むと楽になる場面が分かります。
名古屋市中区の税務署はどこ?
名古屋市中区を管轄するのは名古屋中税務署です。所在地は名古屋市中区三の丸三丁目3番2号の名古屋国税総合庁舎で、管轄は中区だけです。窓口で相談する時は、事前に電話で予約しておきましょう。
名古屋中税務署は、栄や錦の繁華街からは少し離れた、官公庁が集まる三の丸にあります。地下鉄名城線の名古屋城駅から歩いて10分ほどです。
| 項目 | 名古屋中税務署の内容 |
|---|---|
| 所在地 | 名古屋市中区三の丸三丁目3番2号 名古屋国税総合庁舎 |
| 管轄区域 | 中区 |
| 交通 | 地下鉄名城線 名古屋城駅から徒歩10分、市バス「市政資料館南」から徒歩5分 |
| 開庁時間 | 月曜から金曜の午前8時30分から午後5時 |
| 総合窓口の受付 | 令和8年10月1日から原則午前9時から午後3時 |
| 窓口での相談 | 事前に電話で予約 |
| 申告書の郵送先 | 名古屋国税局名古屋業務センター |
飲食店の方は、仕込み前の午前中に寄るのが現実的ですよね。令和8年10月1日から総合窓口の受付時間が変わっているので、国税庁の名古屋中税務署のページで確認してから出かけてみてください。
電話で聞きたい時は、国税庁の電話相談センターにつながる仕組みです。税務署の代表番号にかけて、音声案内で「1」番を選ぶこともできます。
税務署に聞く前に知っておきたいこと
『税務署に行けば、うちの店の場合を教えてもらえるはず』と思いがちです。
税務署で答えてもらえるのは、制度や申告書の書き方の一般的な話です。お店の帳簿を見て処理を決めたり、税務調査に立ち会ったりするのは税理士の仕事なんです。
例えば、こんな場面を思い浮かべてみてください。
「レジの売上と通帳の入金が合わないんですが、どう直せばいいですか?」
「どちらが正しいか、記録を確かめてから修正してください」
ここで一緒に記録をたどってくれるのが顧問税理士です。
| 状況 | 自分で・無料相談で | 顧問税理士に頼むと楽 |
|---|---|---|
| 1人で営む小さな店で、売上も安定 | 確定申告だけ頼むか自分で | 不要なことも多い |
| アルバイトが増えて給与の事務が毎月ある | 手続きの案内まで | 源泉徴収と年末調整から任せられる |
| 法人の接待利用が多く、インボイスを求められる | 制度の説明まで | 登録するかの損得を一緒に考えられる |
| 名古屋に支店を出し、給与を支店で払う | 手続きの案内まで | 届出から毎月の納付まで任せられる |
| 税務調査の連絡が来た | 対応はできない | 立会いを頼める |
栄・錦の飲食店が税理士に頼みたいこと
栄や錦、大須のあたりは、居酒屋やバー、喫茶店がひしめく名古屋でも指折りの繁華街です。この街のお店ならではの悩みがあるんですよね。
現金売上とレジ締め
夜の営業は現金払いのお客さんも多く、レジの締めが毎日の仕事になります。ここが大事なところです。現金の売上は、その日のうちに記録を残しておかないと後からたどれません。
キャッシュレス決済が混ざると、入金日と売上日がずれます。どの日の売上がいつ入ったのかを分けて記録しておきましょう。
インボイスと少額の仕入れ
法人のお客さんの接待で使われるお店だと、インボイスを求められることがあります。免税事業者のままでいるか、登録するかは、お客さんの顔ぶれで考え方が変わります。
仕入れ側には少額特例があります。基準期間の課税売上高が1億円以下などの事業者は、税込1万円未満の仕入れならインボイスがなくても帳簿の保存だけで仕入税額控除ができます。期間は令和11年9月30日までです。詳しくは国税庁の少額特例の概要を見てみてください。
アルバイトの給与
アルバイトを雇うと、源泉徴収した所得税を原則翌月10日までに納めます。給与を払う人が常に10人未満なら、納期の特例で年2回にまとめられます。
『シフトが多くて、月末の給与計算だけで夜が終わる』という声もよく聞きます。ここを任せられるだけで、お店に立つ時間を守れるんです。

名古屋に支店を出した法人が気をつけること
東京や大阪に本社がある会社が、栄や錦のオフィスビルに名古屋支店を置くこともよくあります。
実は、支店で給与の支払事務をするなら、源泉所得税の納税地は支店の所在地になります。本店でまとめて払っているなら本店の所在地です。どちらで払うかで、窓口になる税務署が変わるんですね。
支店で給与の事務を始めた時は、「給与支払事務所等の開設届出書」を、その日から1か月以内に支店の所在地の税務署に出します。中区の支店なら名古屋中税務署です。詳しくは国税庁 No.2532にあります。
『本社の顧問税理士に任せているから大丈夫』と思っていても、支店の分が抜けていることがあります。本社の担当と名古屋の担当、どちらが何を受け持つかを一度確かめておきましょう。
無料で相談したい時と、顧問料の目安
まずは無料で聞いてみたい時は、名古屋税理士会の相談窓口も使えます。名古屋税理士会の公式サイトによると、中区を受け持つ名古屋中税務相談所は大須4丁目にあります。
支部の相談所は、支部ごとに相談日や相談料が違います。電話で確かめてから相談してみてください。名古屋税理士会全体の税務相談室も、毎週火曜日(第5火曜日を除く)の午後に無料で開いています。
顧問料には決まった基準がありません。税理士会の報酬規定は2002年に廃止され、税理士ごとに決めています。
税理士ドットコムが示す個人事業主の目安は、民間の公表値ですが次のとおりです。
| 個人事業主の年間売上 | 毎月の顧問料 | 6か月に一度 | 確定申告料 |
|---|---|---|---|
| 1,000万円未満 | 20,000円〜 | 10,000円〜 | 80,000円〜 |
| 1,000万〜3,000万円未満 | 25,000円〜 | 未掲載 | 100,000円〜 |
例えば、年商2,000万円の居酒屋を個人で営み、アルバイトを5人雇っているなら、毎月の顧問契約で給与の事務まで頼むと楽になりやすいです。年商700万円で1人で営むバーなら、確定申告だけのスポット依頼で足りることもあります。費用の決まり方は税理士の顧問料相場の記事で解説しています。
- 1年分の売上と、現金・キャッシュレスの割合
- アルバイトや社員の人数と、給与を払っている場所
- インボイス登録をしているかどうか
- 支店の場合は、本社の顧問税理士が受け持っている範囲
レジ締めと記帳に追われてお店に立てない、アルバイトが増えて給与の事務が回らない、支店の届出がこれで合っているか不安。こんな状況なら、顧問税理士を探すとかなり楽になります。
税理士ドットコム
あなたの業種・規模に合う顧問税理士を無料で紹介
記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。
紹介料無料税理士ドットコムで顧問税理士を紹介してもらう(税理士ドットコムの紹介ページに移動します・24時間365日受付)
同じ名古屋でも、塾や教室が多い千種区では悩みが少し違います。千種区の税務署と税理士選びの記事もあわせて読んでみてください。
よくある質問
名古屋市中区の税務署はどこにありますか?
名古屋中税務署で、所在地は名古屋市中区三の丸三丁目3番2号の名古屋国税総合庁舎です。管轄は中区で、地下鉄名城線の名古屋城駅から徒歩10分ほどです。
名古屋支店の給与にかかる源泉所得税は、本社の税務署に納めますか?
支店で給与の支払事務をしているなら、納税地は支店の所在地です。本店でまとめて支払っているなら本店の所在地になります。迷う場合は税理士に確認してみてください。
飲食店でもインボイス登録は必要ですか?
登録は義務ではありません。法人のお客さんの利用が多いかなどで判断が変わるので、売上の中身を見ながら税理士に相談してみてください。
まとめ
- 名古屋市中区は名古屋中税務署の管轄で、所在地は三の丸三丁目3番2号
- 令和8年10月1日から総合窓口の受付は原則午前9時から午後3時
- 栄・錦の飲食店は現金売上の記録とアルバイトの源泉徴収が悩みどころ
- 支店で給与を払うなら、源泉所得税の納税地は支店の所在地
- 中区の無料相談は大須4丁目の名古屋中税務相談所でも受けられる





