YouTuberが税理士を選ぶ時のポイントは?広告収益と企業案件を一緒に任せるコツ

YouTuberが税理士を選ぶ時のポイントと広告収益・企業案件を一緒に任せる方法を解説する記事のアイキャッチ

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広告収益に企業案件、メンバーシップと、収入の入り口が増えてくると『どこまで自分で申告できるんだろう』と不安になりますよね。

結論から言うと、YouTuberが税理士を選ぶ時は、種類の違う収入をまとめて一つの帳簿で見てもらえるかが大事です。この記事を読むと、YouTuberならではの選び方と、頼み方ごとの費用の目安が分かります。

YouTuberが税理士を選ぶ時のポイントは?

先に結論

YouTuberが税理士を選ぶ時に見ておきたいのは、広告収益と企業案件をまとめて扱った経験があるか、機材や撮影費の経費について具体的に相談に乗ってくれるか、法人化のタイミングまで一緒に考えてくれるか、の3つです。

YouTuberの収入は、会社員の給与のように1か所からまとめて入ってくるわけではありません。

プラットフォームからの広告収益、企業からの案件の報酬、ファンからのメンバーシップや投げ銭と、入ってくる経路も時期もばらばらなんです。

だからこそ、収入の種類ごとの扱いを分かったうえで、全部を一つにまとめてくれる税理士だと頼みやすくなります。

税理士を探す時に、『動画のことを分かってくれる人がいい』と感じる方も多いですよね。ここで言う「分かってくれる」は、動画の中身よりも、お金の入り方を分かっているかどうかです。

もう一つ確かめておきたいのが、相手が本当に税理士かどうかです。税金の申告の代理や、申告書の作成、具体的な税金の相談ができるのは、税理士と税理士法人などに限られています(日本税理士会連合会「税理士とは」)。

SNSで「申告を手伝います」という人を見かけることもありますよね。税理士でない人は、無償であってもこうした業務はできません。日本税理士会連合会の「税理士情報検索サイト」で、登録があるかを調べてから頼むと安心です。

広告収益と企業案件、扱いはどう違う?

まずは、YouTuberの収入をどんな種類に分けて見ればよいかを確認しておきましょう。

収入の種類入ってくる形気をつけたいこと
広告収益プラットフォームから定期的に入金支払元が海外の会社の場合、消費税の扱いを確認
企業案件の報酬企業や代理店から振込源泉徴収されて振り込まれることがある
商品の提供(PR)お金ではなく物で受け取る収入として扱う場合がある
メンバーシップ・投げ銭手数料を引かれて入金手数料を引く前の額と手数料をどう記録するか

例えばこんな場面です。

「企業案件の入金、請求した額より少ないんですけど」

「源泉徴収された分かもしれません。支払いの明細を見てみましょう」

源泉徴収された税金は、確定申告で精算します。明細を捨ててしまうと、いくら引かれたのか分からなくなるので、取っておきましょう。

商品だけもらうPR案件も、『お金をもらっていないから関係ない』と思いがちですよね。ただ、内容によっては収入として扱う場合があります。どう扱うかは、税理士に確認してみてください。

機材や撮影費、経費になるかは自分で決めていい?

『動画に映った物は全部経費になるのでは』と考える方もいるかもしれません。

実際には、事業のために使ったかどうかで判断していきます。カメラやパソコン、照明、編集ソフトは、動画づくりに使っていれば経費として考えやすい物です。

一方で、普段の生活でも使う物は、仕事の分とプライベートの分をどう分けるかが問題になります。自宅の一室で撮影しているなら、家賃や電気代をどう按分するかも相談したいところです。

例えば、旅行の動画を撮りに行った時の交通費や宿泊費も、撮影のための移動かどうかで扱いが変わります。

ここは個別の判断が大きいので、税理士に確認しながら決めていくのが安心です。顧問契約なら、買う前に相談できるのも助かるポイントですね。

YouTuberが広告収益・企業案件・商品提供の収入を一つの帳簿にまとめて税理士に任せる流れを示した図解

確定申告だけ頼む?顧問契約にする?費用の目安は?

YouTuberの税理士への頼み方は、大きく分けて確定申告だけのスポット依頼と、毎月見てもらう顧問契約があります。

税理士の報酬は自由に決められていて、公的な相場はありません。ここでは、税理士ドットコムが示している個人事業主の目安を参考にします。

こんな状況向いている頼み方費用の目安(税理士ドットコム)
収入が広告収益中心で、取引が少ない確定申告だけ(青色・売上1,000万円未満)7万円〜
企業案件が増えて、記帳が追いつかない記帳代行込みの確定申告(同上)10万円〜
毎月の収入が増え、法人化も考えている顧問契約(毎月・売上1,000万円未満)月20,000円〜、確定申告料80,000円〜

顧問契約でも、相談の頻度を減らすと目安は下がります。売上1,000万円未満なら、3か月に一度で15,000円〜、6か月に一度で10,000円〜とされています。

企業案件が増えると、取引先からインボイスの登録を求められることもあります。登録するかどうかは、取引先と収入の割合で考え方が変わるので、ここも相談しておきたいところです(国税庁 インボイス制度)。

法人化を考え始めた方は、スタートアップの税理士の選び方と顧問を頼む時期も参考になります。顧問料の決まり方は税理士の顧問料相場で紹介しています。

税理士に依頼するまでの流れは?

いきなり面談に行く前に、手元の情報をまとめておくと話が早く進みます。

所得税の確定申告の期限は、原則として翌年3月15日です。令和8年分なら、令和9年3月15日(月)が申告と納付の期限になります(国税庁 主な国税の納期限)。

期限が近い2月から3月は、税理士も忙しくなる時期なんです。申告だけ頼むつもりでも、年が明ける前に声をかけておくと落ち着いて進められます。

税理士に依頼するまでの流れ
  1. 収入の種類ごとに、1年分の入金をまとめる
  2. 機材や撮影にかかった支払いの領収書を集める
  3. YouTuberやクリエイターを担当した経験があるか、候補の税理士に聞く
  4. 頼む範囲(申告だけ、記帳込み、顧問)を決めて見積もりを取る
  5. 連絡手段とデータの渡し方を確認して契約する

面談では、チャットやクラウドでのやり取りに対応しているかも聞いてみてください。撮影や編集で忙しい時期でも、すき間時間で質問できると続けやすいです!

企業案件の入金が増えて確認が追いつかない、収入が伸びて法人化が気になってきた。そんな状況なら、クリエイターの収入に慣れた顧問税理士を探しておくと楽になります。

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記帳や申告に手が回らない、法人化を考えている、今の税理士の対応に不満があるといった場合は、条件に合う顧問税理士を紹介してもらうのが近道です。税理士ドットコムなら、全国7,500名以上の登録税理士から、予算や業種に合う税理士を無料で紹介してもらえます。

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よくある質問

収入がまだ少ないYouTuberでも税理士に頼んだほうがいいですか?

取引が少なければ、自分で申告して、分からない所だけ相談する方法もあります。企業案件が増えて収入の種類が複数になってきたら、税理士への依頼を考えてみてください。

企業案件で源泉徴収された分は戻ってきますか?

源泉徴収された税金は確定申告で精算されます。払いすぎていれば還付され、足りなければ追加で納めます。支払いの明細を保管しておきましょう。

税理士はYouTuberの担当経験がある人のほうがいいですか?

経験があると、収入の種類ごとの扱いや経費の相談がスムーズです。面談で、似た働き方の人を担当したことがあるか聞いてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • YouTuberの税理士選びは、種類の違う収入をまとめて見てもらえるかが大事
  • 企業案件は源泉徴収されることがあり、明細の保管が欠かせない
  • 機材や撮影費の経費は、事業に使ったかで判断し、税理士に確認しながら決める
  • 収入が少ないうちはスポット依頼、増えてきたら顧問契約と段階で考える
顧問税理士の選び方ナビ

顧問税理士の選び方ナビ 編集部

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