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クラウド会計で銀行口座をつないだけれど、このデータを税理士にどう見てもらえばいいのか分からない。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、税理士を会計ソフトのメンバーとして招待し、同じ画面で明細と仕訳を見てもらう形が基本です。この記事では、共有のしかたと、設定する時に気をつけたい点が分かります。
銀行連携のデータは税理士とどう共有する?
税理士をクラウド会計の利用者として招待すれば、銀行連携で取り込んだ明細と、そこから作った仕訳を税理士も見られます。ネットバンキングのIDやパスワードを税理士に渡す必要はありません。
『銀行のログイン情報まで教えないといけないの?』と不安になりますよね。
実は、銀行とつなぐ操作はあなたの側で済ませ、税理士は会計ソフトに取り込まれた後のデータを見る、という分け方ができるんです。
例えば、こんなやり取りがよくあります。
「口座の連携はこちらで済ませました。仕訳のチェックだけお願いできますか?」
「招待をいただければ、こちらから明細も確認しますね」
税理士に見てもらえるもの、見てもらえないもの
招待した税理士が見られるのは、会計ソフトに入っているデータです。連携で取り込まれた入出金の明細と、そこから登録した仕訳、残高の推移などが中心になります。
一方で、銀行のネットバンキングの画面そのものは、税理士からは見えません。振込の操作や、口座の設定を税理士が代わりにすることもない、と考えておきましょう。
『通帳のコピーはもう送らなくていいの?』と思った方もいるかもしれません。連携で明細がそろっていれば、紙のやり取りが減ることは多いです。ただ、連携前の期間や、連携していない口座の分は、別に資料を渡す必要があります。
招待のやり方は会計ソフトごとに違います。freeeの場合はfreeeに税理士を招待する方法で詳しく書いています。
どの口座をつなげばいい?
連携する口座を決める時は、事業用か個人用かで分けて考えるのが分かりやすいです。自分の口座がどれに当たるか、当てはめてみてください。
| 口座・カードの種類 | 連携するか | 税理士と決めておくこと |
|---|---|---|
| 事業用の普通預金 | 連携する | 取り込みを始める日付 |
| 事業用のクレジットカード | 連携する | 引き落とし口座との重なり方 |
| 事業と私用が混ざった口座 | 相談して決める | 私用の取引をどう扱うか |
| 完全に私用の口座 | 原則つながない | 事業の支払いがあった時の入れ方 |

『個人の口座で事業の支払いもしている…』という個人事業主の方も多いですよね。
その場合は、私用の取引まで経費のように取り込まれないよう、仕訳のルールを税理士と先に決めておくと安心です。個別の取引を経費にできるかどうかは、税理士に確認してみてください。
設定する時はどこに気をつければいい?
ここが大事なところです。連携は便利ですが、設定の仕方しだいで数字がずれることがあります。
- 取り込みを始める日付を、帳簿を始める日と合わせる
- 手入力した取引と、連携で入った取引が二重になっていないか見る
- カードの利用と、口座からの引き落としを両方経費にしていないか見る
- 連携が切れて、明細の取り込みが止まっていないか月に1回見る
- 現金で払った分は連携されないので、別に入力する
特に多いのが、連携が途中で止まっていたケースです。銀行側の再認証が必要になり、気づかないまま数か月分の明細が抜けていた、ということもあるんです。
連携が止まっていた時はどうする?
まずは会計ソフトで、連携をもう一度つなぎ直してみてください。その後、止まっていた期間の明細が取り込めたかを、通帳やネットバンキングの残高と見比べます。
取り込めなかった期間がある時は、その分をどう入れるかを税理士に相談しましょう。自分で手入力すると、後から明細が入って二重になることもあるので、先に一声かけておくと安心です。
税理士に毎月見てもらっていれば、残高が通帳と合わない時に早めに気づいてもらえます。
連携で自動で作られた仕訳に間違いがあった時の直し方は、自動仕訳の間違いを税理士に直してもらう方法を見てみてください。
税理士に頼む範囲も決めておく
連携の設定は自分でやるのか、税理士にも手伝ってもらうのか。仕訳の確認は毎月か、決算前だけか。ここを決めておくと、後から「やってもらえると思っていた」というずれが起きにくくなります。
参考までに、税理士ドットコムが示す目安では、記帳代行は1仕訳50〜100円とされています。民間の目安なので、実際の料金は見積もりで確かめてください。
連携の設定や毎月のチェックを任せたい方、口座が多くて自分では追いつかない方は、クラウド会計に慣れた顧問税理士を探すと楽になりますよ。
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よくある質問
税理士に銀行のパスワードを教える必要はありますか?
通常はありません。口座をつなぐ操作は自分で行い、税理士には会計ソフトに招待して、取り込んだ後のデータを見てもらいます。
銀行連携をすれば、記帳はもう自分でしなくていいですか?
明細は取り込まれますが、どの勘定科目にするかの判断や、現金取引の入力は残ります。仕訳の確認は税理士と分担を決めておきましょう。
税理士がクラウド会計を使っていない場合はどうなりますか?
データを書き出して渡す形になることが多いです。進め方は顧問税理士がクラウド会計に対応していない時の記事で紹介しています。
まとめ
- 税理士は会計ソフトに招待して、同じ画面を見てもらうのが基本
- 銀行のIDやパスワードは税理士に渡さない
- 事業用と私用の口座を分けて、連携する範囲を決める
- 二重計上や連携の停止は、月に1回見ておく




